熱海駅からバスで10分、熱海の観光地・温泉街から程近い場所に、初めて&初心者&子連れでも安心して海釣りを楽しめる『熱海港海釣り施設』があります。
釣り(海釣り)が初めての方は、何から始めてよいのかわからないと思います。私もはじめはそうでした。道具・持ち物・糸の結び方・餌のことから、「何時に行けばいい?」「トイレや駐車場は大丈夫?」「釣れてもさばけない・・・。」などなどわからないことだらけ。
でも海釣りをしたい!
そんな方にも絶対おすすめの釣り場が『熱海港海釣り施設』です。何がおすすめかというと、観光地「熱海」ならではの至れり尽くせりのサービスとゆったりと広々とした堤防や駐車場など設備の充実度です!そしてベテランの方も来る程、大物も釣れる豊かな海。ウミガメまで泳いでいました!!
手ぶらで行くこともOK!竿をレンタルすれば、近隣の料理店での調理サービスまであります。レンタル竿なら、初めての方は初期指導もしてくれます。我が子も、とても快適に海釣りを楽しめた 『熱海港海釣り施設』 についてご紹介します。
熱海港海釣り施設~基本情報
【公共交通機関でのアクセス】
熱海駅バスターミナル(7番乗り場)熱海後楽園行き
バス10分→終点下車徒歩5分
※帰りは、バスの他、管理棟でタクシーの手配も頼めるそうです。
【車でのアクセス】
カーナビを「熱海後楽園ホテル」にセットすると便利です。熱海後楽園ホテルの100m先に「熱海港海釣り施設専用駐車場」があります。
【駐車場】
普通車は1日500円(収容台数400台)
※かなり広いので安心です。
【営業時間】
4~10月:AM6:00~
11~3月:AM7:00~
※私が訪れた8月には少し早めの5:45に開きました。
【休園日】
花火大会がある月は花火大会開催日のみ休園。花火大会のない月は第3水曜が休園。
熱海市観光協会花火情報はこちら(外部リンク)>>
管理棟TEL:0557-85-8600(営業時間外:熱海市役所 公園緑地課 0557‐86‐6218)
【料金】
大人500円(見学は300円)
小・中学生300円(見学は200円)
貸し竿の方は、入場料とは別に、1本あたり2000円のレンタル料(2時間制)。
※餌、仕掛け、バケツ全てセットの価格です。
【混雑状況】※8月お盆付近の平日の情報
お盆が近い為、平日でも釣り場が混んでいました。特に今はコロナ感染対策の為、隣のグループと1つ間を空けて竿をたてており、6時頃には有料釣り場(堤防)は満員になっていました。繁忙期には開園前に行った方がよいと思います。
【追記】別日(GW5月4日)の混雑状況
営業開始時間AM6:00の時点ではまだ空きがありましたが、程なくして満員になり空きを待つ方の列ができていました。
駐車場は広いので、午前9時半頃でも半分以上空いていました。
【餌や道具の販売】
管理棟には、トイレや自動販売機の他、釣りに必要な道具が販売されており大変便利です。
◆コマセ、オキアミ◆氷、発砲クーラー◆遠投セット、サビキ、トリックサビキ◆携帯雨具◆カップ麺等。
※最新情報は、フィッシングショップサンワの公式HPでご確認ください。
熱海港海釣り施設~安心・便利なポイント!
【安全性!】
- 子供から大人まで全員ライフジャケットを着用します。幼児用サイズもあります。洗濯済みのライフジャケットを無料で貸し出ししていますよ。我が子の様に持参してもOKです。
- 堤防には救命浮環10、救命ハシゴ5、AEDがあります。堤防はかなり高さがあるので、泳げる人でも上がる場所を探すのに一苦労。ハシゴが5か所もあるのはとても安心だと思いました。
- 高さ40cm程の柵があります。釣りの邪魔にならずに安全を保つのに丁度よい高さです。お子様には十分な高さではありませんが、あるのと無いのでは大違いです。ベビーカーの乗り入れも可能です。
- スタッフが堤防を巡回してくれます。
【初めての方・初心者・観光客にも安心のサービス!】
- 手ぶらでOKの貸し竿釣りプラン(2時間制)があります。初期指導もしてくれて、海釣りが初めての方でも安心ですね!
- 釣った魚を近隣のお店で調理してくれるサービスがあります!釣った魚は必ずクーラーボックス(売店でも販売有)に入れ、受付で申し込みましょう。ただし、釣った魚だけを食べることはできないので、店舗メニューの注文も必要です。
【バリアフリー化】
釣り場の堤防はバリアフリーで、車いすの乗り入れも可能です。
【有料釣り場と無料釣り場】
有料釣り場(堤防)が定員オーバーで入れなくなった場合、すぐそばに無料の釣り場があるので安心です。
【トイレ&売店】
管理棟内はとてもきれいで身障者用のトイレもあります。石鹸も固形・液体・臭いを取るものなど複数設置されており、衛生面の配慮が行き届いています。また、餌など必要な道具の販売もあり、とても便利です。
【その他・近隣観光スポットの割引多数】※釣りとは別料金
熱海の温泉・スパなどの格安チケットや割引券などがあります。詳細は、熱海港海釣り施設HPか管理棟で確認してみてくださいね。
熱海港で釣れる魚
時期によって釣れる魚は異なりますが、運が良ければ夏にシイラなどの大きな魚も来るそうです。私が普段釣りに行く神奈川の江の島近辺の堤防と比べるとかなり魚影が濃いです。
海釣りが初めての方・初心者・お子様などは、サビキ釣りで堤防のすぐ下に垂らすだけの釣り方が楽だと思います。
【海釣りが初めての方】
サビキ釣りとは、コマセという餌を小さなかごに入れて魚をおびき寄せ、疑似餌の仕掛けで釣る方法です。大物はあまり期待できませんが、比較的長いシーズン(真冬以外)楽しめる初心者向きの釣り方です。
売店でもコマセや仕掛けの販売があるので、初めての方は質問してみてください。貸し竿を頼んで、初期指導をしてもらうと更に安心だと思います。
熱海港海釣り施設の様子と釣果
今回はちょうど堤防の中央付近のポイントで釣りをしました。魚影は濃く、青魚やカワハギなども見えたのですが・・・。
2時間程で、「ネンブツダイ」という10cm以下の小魚が35匹。一般的には外道としてあまり喜ばれない魚だそうですが、子どもは大喜びでした。
ネンブツダイは、岸のすぐそばにました。
ネンブツダイを釣りたくない方は、なるべく遠くに投げた方が良いと思います。
こんな魚です。
今回は、サビキ釣りで堤防の真下に垂らして釣りました。
投げサビキで少し堤防から離れた位置も狙いましたが、アタリは一度だけですぐバレてしまいました。隣の方は、「アジ」らしき青魚を釣り上げていました!
あとは、珍客で堤防から1~2mの位置に「ウミガメ」まで来ちゃいました!子どもが一番興奮したのは、魚よりウミガメだったような・・・。
夏場の堤防釣りは、暑いです。暑さ対策や虫よけ対策もお忘れなく!
【追記】別日(5月初旬)の釣果
仕掛けの種類:投げサビキ
トウゴロウイワシ・ベラ・スズメダイ・マアジなどが釣れました。
(ネンブツダイはリリースしました。)
せっかくなのでネンブツダイも美味しく食べて!
ネンブツダイのことを管理棟のスタッフさんに聞いてみたところ、「ウロコを手で取って、内臓も取って、片栗粉を付けて低温でじっくり揚げると美味しいよ!」と教えてくれました。小麦粉より片栗粉の方が焦げにくいそうです。
実際帰宅後に調理をしてみて、その意味がよ~くわかりました。
ふわっとしていて味もとても美味しい!!
でも骨とヒレが鋭い!頭も固い!小さいからウロコ取りも面倒・・・。
つまりネンブツダイさんは、美味しいのに面倒なお魚でした。
子どもも「味は美味しいけど、もういらない。」と言う始末。でも、せっかく釣ったのだし、命をいただくわけですし、残さず美味しく食べてあげないと釣りをした意味も半減してしまうような気がします。
大物を狙ったのに「ネンブツダイばかりで困るな・・・。」ということもよくあることみたいです。そこで、反省を込めて調理のポイントを書いてみますね。
- まず頭を落としましょう。喉にひっかかりそうになった私です。
- ウロコは手でも簡単に落ちますが、ヒレが鋭く何度も指に刺さりました。包丁やスプーンなどの端で取りましょう。
- 念の為に、ヒレは包丁かキッチンばさみで取ると安心です。鋭いです。尻尾はそれ程鋭くないしカリカリで美味しいので残しても大丈夫です。
- 内臓はコマセを食べているので洗い流しましょう。
- 背骨が鋭いです。出来れば背骨に沿って開いた方がよいのですが、無理な場合には背骨にも熱が通りやすいように少し切り込みを入れた方が安心です。
- 塩など焦げにくいもので下味を付けた後、小麦粉ではなく片栗粉を付けてじっくり低温で揚げましょう。濃いめのキツネ色でカリッカリッになるまで揚げてくださいね!一番大事なポイントです。(骨せんべいの要領です。)
多少手間はかかりますが、美味しいお魚です!キッチンばさみなどを使ってお子様と一緒に裁いてみると、魚の体を知る勉強になると思いますよ!外道と言わずに、プラスの発想で楽しんでくださいね!