ジャムの空き瓶などを利用した、インテリアにも防災対策にもなる『ジェルキャンドル水族館』の作り方を詳しくご紹介します。
透明のジェルキャンドルの中に魚が泳ぐ水族館を表現しました。
材料は100均等で購入することもできますが、店舗によっては取り扱いがない場合や品切れの場合も多いです。
そこで、誰でも材料調達ができるよう、なるべく安くインタネット通販ができるサイトをまとめておきました。必要に応じて参考になさってください。
また、貝殻の形状によっては失敗の原因にもつながりますので、実際の失敗例も掲載しながら「失敗の原因や対処法」、「ジェルキャンドル作りの注意点」も詳しく解説していきます。
材料・準備するもの~100均に売っていることも
私は、材料の多くを100均(ダイソー)の大型店舗で購入しました。
(置いていない店舗もあります。)
しかし、肝心のジェルキャンドルがなかなか購入できませんでした。
何度訪れても黄色いジェルキャンドルしか売っていなかったので、結局、ジェルはインターネット通販で購入しました。
材料調達が一番手間がかかるかもしれません・・・。
近くに売っていない方は、次章にインターネット通販サイトをまとめましたのでそちらを参考にしてみてくださいね。
【材料】
- 空き瓶(今回はジャムの瓶を使用)
- ジェルキャンドル(今回は鍋いらずのチューブ入りブルーを使用)
注)チューブ入りでないものは、汚れてもよい鍋が必要になります。
- 中に入れる魚や貝殻などの飾り(今回は100均ダイソーのガラス細工及び拾った貝殻を使用)
注)燃えるもの、熱に弱いものは入れないでください!
参)おはじき・ビー玉などもお薦めです。
- 飾り用のカラーサンド(今回は100均ダイソーの商品を使用)
- ロウソクの芯(今回は100均ダイソーのロウソクを溶かして芯だけ使用)
参)台座付きの市販のロウソク芯の方が真っすぐ且つ安定し、作りやすいです。
【準備するもの】
- 割りばし(ロウソク芯固定&飾りを瓶詰めするため)
- はさみ(ロウソク芯を切るため)
- 新聞紙(机が汚れないようにするため)
- なべ(ジェル湯煎用)
参)チューブ入りジェルキャンドルを使用する場合は、鍋が汚れないので普段料理に使用している鍋でもOK!
今回はチューブ入りのジェルキャンドルを使用しました。初めて作る時はチューブ入りの方がお薦めです。
もし、チューブ入りでない時には以下の注意が必要です。
材料が近くに売っていない場合
なるべく安いインターンネット通販サイトをAmazonか楽天の中から調べて、まとめました。
◆ジェルキャンドル(チューブ入り・芯付き)
◆カラーサンド
◆ガラス細工
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\ 他にもいろいろな魚がいます! /
◆キャンドルの芯(台座付き)
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ジェルキャンドル水族館の作り方
芯が手元にない方は、普通のロウソクを溶かして作ることもできます。
ただし、市販品ほど真っすぐなロウソク芯にはならないので、可能であれば市販の芯を探してみてください。
【参考)自分でキャンドルの芯を作る方法】
1.容器に折ったロウソクを入れて湯煎かける。
容器は使い捨てのアルミ皿を使うとそのまま捨てられて便利です!
無駄にしたくない方は、余ったロウソク芯を戻せば皿のままロウソクとして使えます。
2.割りばしで芯だけ取り出す。
3.芯をなるべく真っすぐになるように置いて固める。
ロウはあっという間に固まります。
【ジェルキャンドルの作り方】
1.カラーサンドを入れて層を作る。
お好みの色のカラーサンドを瓶に入れて層にしましょう。
息子は層にするよりも、混ぜた方が好みだそうです。
壁面の辺りを割りばしで少し混ぜると、こうなります。
2.好きな飾りを入れる。
手で入れるのが難しい時は割りばしを使うと便利です。
今回は、貝殻とガラス細工の魚を入れました。
魚は倒れない方が泳いでいるように見えますよ!
中央はロウソク芯を入れるので、飾りを置かないでスペースを少し開けておきましょう!
3.ロウソク芯をセットする。
ロウソク芯の先が瓶の底に当たるまで、カラーサンドの中央付近に差し込んでしてください。
ロウソク芯の上部は、割りばしの割れ目にはさんで、下図のように瓶に乗せます。
割りばしが動かないか心配な時は、マスキングテープで割りばしを瓶に固定してください。
4.湯煎にかけたジェルキャンドル(チューブ入り)を瓶に流し込む。
湯煎にかけなくても作れるようですが、液体に近い状態の方が注ぎやすいので湯煎がお薦めです。
ジェルキャンドルの温度が60度くらいになると融け始めますが、全体が溶けるまでには10分以上かかりました。しっかり柔らかくなってからの方が注ぎやすいです。
粘度が下がって液体に近い状態になったら、瓶の中に静かに流し込みましょう。
5.ジェルが冷めたらロウソク芯を切り離す。
ジェルキャンドルの温度が冷めたら、ロウソク芯をはさみでカットしましょう。(1cm程度)
その後。割りばしを取り外せば完成です。
【まとめ】ジェルキャンドル作りのコツ
- よく温めたジェルキャンドルの方が作りやすい。
- ジェルキャンドルを流し込む時は静かに、そして手早く。
- 中の飾りを修正するなら、必ずジェルキャンドルが温かく液体に近いうちに行う。
(内側の壁面を汚すと拭き取りにくいので注意。)
- 貝殻を入れる時は気泡が入りやすいので注意。
(次章:失敗例にて解説)
失敗例~原因と対処法
◆失敗例1:カラーサンドの層に隙間ができた
【考えられる原因とその対処法】
①ジェルキャンドルを数回に分けて流し込んでしまった。
→しっかり温めて粘度を下げたジェルキャンドルを一気に流し込んだ方が、カラーサンドへの浸透が良いと思う。
②貝殻の下にジェルキャンドルが浸透しづらかった。
→大きくて溝が深い二枚貝は内側に空気がたまりやすそうなので、ジェルキャンドルを入れた直後に割りばしなどを使って貝殻を少し動かし、内側に入った空気を出してあげるとよいかもしれない。
→少々勇気が必要だが、大きくて溝が深い二枚貝は、ジェルキャンドルを流し込んだ直後に割りばしで気泡が入らないように入れてもよいかもしれない。
◆失敗例2:気泡が入ってしまった
【考えられる原因とその対処法】
①貝殻の内側に空気がたまっていた。
→巻貝の場合には防ぎようがない気がした。なるべく小さな巻貝から試してみて、気泡も含めてデザインと考えた方が良さそう・・・。
→二枚貝の場合には、温めて十分に粘度を下げたジェルキャンドルを使用し、流し入れた直後に貝殻を傾けて空気を逃がすか、もしくは流し入れた直後に後から貝殻を入れるかすると良いかもしれない。
◆対処法の実例:結果&考察
【考察】
- カラーサンドの隙間に対しては、瓶を机にトントン当てる対処法である程度効果があった。
- 気泡は多少小さくなったが、ジェルキャンドルの粘度が高くなってから行ったので、竹串で穴を開けてもなかなか気泡内部の空気が逃げなかった。
やるのであれば、ジェルキャンドルの粘度が低いうちにやる方が良さそう。
- 瓶を机にトントン当てることで、細かい気泡が発生したような気がした。この方法はあくまでも最終手段と考えた方が良いかもしれない。
完成品!
息子の作品はこちらです!
母の作品はこちら。
市販のロウソク芯を使えば、芯が曲がらずにもっときれいに仕上がります。
貝殻は気泡の原因にもなりますが、入れると海の感じや水族館っぽさが表現できますよ。作る前に気泡のことも少し考えておくと良さそうです。
「絶対に気泡はイヤ!」という方は、ビー玉やおはじきを入れてもとキレイです。
(数年前に実際にビー玉&おはじきで作りました。)
熱にある程度強く、燃えないものとならジェルキャンドルの飾りとして中に入れることができます。色々なものを入れてオリジナルの水族館工作を楽しんでくださいね!