ナチュラルクリーニングで使っていた重曹とお酢。身近な材料で子どもを驚かせたい!
おうちで簡単にできる実験をご紹介します。
重曹は100円ショップでも手に入りますので、夏休みの自由研究にも!
実験1 泡がぶくぶく
用意するもの
- 重曹(口に入れないのでお掃除用の安価なものでOK)
- お酢
- 透明な容器
- 受け皿
- 着色する場合には染料(今回は食用色素使用)
あまり深くない透明の容器に重曹を入れておきます。
お酢は着色しなくても構いませんが、今回はカラフルにしたかったので、お菓子作りなどで使う食用色素で黄色と青色に着色しました。重曹とは別の容器に入れて準備しておきます。
受け皿に重曹の入った容器を入れ、上からそっとお酢を注ぎ込むと・・・・・・
すごい勢いで泡があふれてきます。
子どもの反応は
「それがどうしたの?」でした・・・・・・
悲しいですよね。それで泡の発生がおさまると
海が大好きな我が子が、「わーきれい!!サンゴ礁の海みたい!」と叫びました。
ポイントがちょっとずれているけれど、喜んでくれてよかった・・・・・・。
実験2 ガスで風船パニック
泡で喜ばないとなると、ガスを見せるしかないと思い、次なる実験へ。
用意するもの
- 重曹
- お酢
- ペットボトル
- 風船
ペットボトルにお酢を入れます。今回はガスが多すぎるとこわいので、少なめに入れました。
次に風船の中に重曹を入れます。今回は風船の半分くらいの量にしました。
風船の口が小さいので、漏斗などを使うと入れやすいと思います。
(漏斗が無い場合には、紙を丸めて円錐を作ります。)
風船をペットボトルの口に取り付けます。この時、まだ重曹がペットボトルに入らないように注意してください。
取り付けが終わったら、風船の中の重曹をペットボトル内に入れます。
ここで、問題発生!
急に風船がふくらみ始めたことに子どもが驚き、手を離して逃げてしまいました。
ちゃんと仕事をしてください・・・・・・
風船に重曹が残った状態でペットボトルが倒れ、風船の中にお酢が流入してしまいました。
そのため、風船の中でガスが発生してしまい、こんな形に・・・・・・
微妙に実験失敗なのですが、子どものテンションはマックスです。
もう一回やろうやろうと急かされて再度チャレンジ。
今度は何とか成功しました。
実験3 疑問が発生!風船は空中に浮くのか?
片付けをしていたところ、子どもが言いました。
「この風船は空中に浮くの?」
疑問がうまれたようです。子どもは浮くと予想していたので、早速検証です。
持った瞬間から重いです。普通に空気を入れたものとは明らかに違いました。
風船バレー開始!
- ヘリウム入りのように空中に浮かんで落ちてこないのか?
- 空気入りのようにふんわり落ちてくるのか
子どもの予想は1、私の予想は2でした。
ところが、風船はビックリするほど早く落ちてしまい、手で上にはじいても上手く上がりません。
明らかに重いです。
こんなに使いにくい風船はないです(笑)。私はこの実験が一番驚きました!
参考 ヒント
NaHCO3 + CH3COOH → CH3COONa + H2O + CO2
※炭酸水素ナトリウム(重曹)+酢酸(お酢)→酢酸ナトリウム+水+二酸化炭素
つまり風船が膨らんだのは二酸化炭素が発生したためです。
そして二酸化炭素は空気より1.5倍くらい重いです。
そして、「何で重い二酸化炭素は地表近くにたまらないのか?」など、
新たな疑問が生まれたら、是非お子様と一緒に調べてみてください。
夏休みの自由研究にもなると思います。