小学2年の息子が今かなりハマっている本が、PHPの香川元太郎さん作・戦国時代を大冒険!『忍者の迷路』という本です。戦国時代という歴史にも触れられて、一石ニ鳥、三鳥の本だと思いました。
進化の迷路、のりものの迷路、世界遺産の迷路・・・シリーズ本も充実しています。
この本は迷路本でもあり、大人も十分楽しめる隠し絵の本でもあるんです。私もなかなか探せない隠し絵がある程のレベルです。
学習にとっても、身の回りの生活や安全にとっても、『見る力』が実はとっても大切です。私も息子が療育に行くまでは全く知りませんでした。
じっくり目を凝らして何かを探すことや考えるという行為は、認知機能を鍛えるのに役立つと感じました。開くたびに新たな発見がある、驚きと緻密な細工が満載の本です。
本の構成
PHPの香川元太郎さん作・戦国時代を大冒険!『忍者の迷路』とは、どんな本か簡単に説明しますね。
それぞれのページの迷路を巻物を探しながら進んでいきます。巻物をゲットすると何かいいことが!
そして、珠玉の隠し絵たち。
大きなものから小さなもの、すぐわかるものから全く見つけられないもの。よくぞ考えました!描きました!と言いたくなってしまう楽しさでした。
おもしろいのは、〇〇の絵が~個隠されているので探しましょう!というミッション以外にも、絵の中に数えきれない程のサプライズが隠されています。「何でここにこれが?」「こんなところに別の隠し絵がある!」などなど。
そして戦国時代らしい歴史上の有名人もいるかもしれません!
途中で事件に出くわして、最後に一体解決できるのか?!
1ページ1ページの迷路をクリアしながら、本全体が一つのストーリーになっています。
戦国時代の暮らしも絵の中から伝わってきて、日本の歴史に興味を持つきっかけになるかもしれません。
見る力と認知機能
お子様の学習面・生活面であまり困ったことがない方は、もしかしたらご存じないかもしれません。
『見る力』は、子どもにとって、とても大切なんです。(視力のことではありません。)
私の場合、息子が療育に通っていた期間があり、その事を教えていただきました。
どう大切なのか?
例えば見る力が弱い息子はこんなことに困っています。
- 読み書きが苦手
- すぐ人や物にぶつかる
- 周囲がきちんと見えていないので交通安全上危険
など、他にもたくさんあります。
息子を見ていると、認知機能の弱さが学習や生活に及ぼす影響は、決して小さくないと感じます。
我が家では、宮口幸治さん発案のコグトレという認知機能を鍛えるトレーニングを行っています。コグトレの中でも『見る力』の大切さについて触れられており、図形問題や間違え探しなどの遊びのようなトレーニングもあります。
トレーニングというと何だか大変そうですが、本当に遊びながらという感覚です。まさに忍者の迷路と同じで楽しく学ぶことが、親にとっても子どもにとっても一番楽かなと思いました。
夏休みなど、長いお休みの時にもお薦めです。