魚眼レンズのようなペットボトルの底の形を利用して、覗くと水中水族館に見えるオリジナルでキラキラのプリズム万華鏡を子供と一緒に考えました。
楽しみ方は色々!
今回は息子の好きな深海にちなんで、有人潜水調査船『しんかい6500』の形も作ってみました。
『分光シート』というプリズムにより光を虹色に分けるプラスチック製の薄いフィルムシート も取り付けて、気分によってプリズム万華鏡としても使えるキラキラの科学工作です。
※分光シートはホログラムシートと呼ばれることもあり、インターネットなどで数百円で購入することができます。
小学生の夏休み自由研究にもおすすめ!キラキラ水族館万華鏡の詳しい作り方をご紹介します。
万華鏡の材料
・分光シート(ホログラムシート)
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・ミラーシール(紙のようにやわらかい材質のシール)
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※無ければアルミホイルや裏が銀色の食品袋を代用しても作れますが、万華鏡の模様が反射しにくくなります。
・チップスターのふた(できれば筒も)
・500ml炭酸のペットボトル(筒の太さが均一なものがベター)
・白い画用紙(筒を作れる固さのもの)
・オレンジのスポンジ(しんかい6500工作用)
・透明なプラスチックフィルム(OPPフィルム)
※OPPフィルムはダイレクトメールの封入やラッピングなどに使われる透明の袋です。無ければプラ板のようなものでもOK。
・ステンドシール
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※無ければ油性マジックでもOKですが、ステンドシールの方が万華鏡の色が鮮明に映ります。
・セロテープ、工作用ボンド、はさみ、カッター、油性マジック、装飾材料など
\ 余った材料の活用~分光シート科学工作例 /
\ 余った材料の活用~ステンドシール工作例 /
万華鏡の作り方
①チップスターのふたにOPPフィルムをつける。
チップスターのふたの上の紙を取り外します。指で押せば比較的簡単に取れます。
(外れにくい時は、カッターで切り落としてください。)
OPPフィルムにふたの外径より少しだけ大きな円をマジックで描きます。引いた外径ラインより1cmくらい大きくなるようにフィルムを切ってください。
次に、外径ラインまで切り込みを入れていきます。だいたい1cmの間隔で1周切り込みを入れてください。最後にセロテープでふたにフィルムを貼っていきます。
短めのテープで対角線の位置を貼っていくとずれにくいです。
②画用紙で筒を作る。
チップスターの筒とふたを使って、画用紙のサイズを決めてください。高さは、ペットボトルの形状によっても異なりますが、今回はチップスターの筒(小)+1cmとしました。(高さは14.5cm。)
③画用紙の裏にミラーシールを貼る。
画用紙のサイズが決まったら、裏面にミラーシールを貼ります。筒の内側が全てミラーになるよう、隙間なく貼ってください。表面に保護フィルムがある場合には剥がしておきましょう。
今回は覗き窓を付けるために、カッターでペットボトルのふたサイズの穴を側面に開けました。穴開けした画用紙は後で使うので取っておきます。
④ふたと筒をつなげる。
筒をセロテープで固定した後、ふたの中に入れて、ふたと筒を固定します。筒の上端は、セロテープが外れやすいので、内側に巻き込んでしっかり固定しましょう。
⑤ふたに貼ったフィルムの表面に模様をつける。
ふたのフィルム上に、ステンドシールを貼ります。(油性マジックで書くことも可能ですが、色は薄くなります。)
ステンドシールは一度貼ると剥がしにくいので、時々ペットボトルを入れて万華鏡の見え方を確認しながら貼ってください。
ペットボトルの底にマジックで色を付けることも可能です。溝の部分を着色した方が、ふたに貼った模様を邪魔しません。
ペットボトル無しだと、こんな感じ。鏡に模様が映っておもしろい!
ペットボトルを挿入して、画用紙の筒をくるくるすると色々な景色が映ります!
⑥ペットボトルの口に分光シートを取り付ける。
分光シート(ホログラムシート)をそのままペットボトルの口に貼りけてもいいのですが、③でくり抜いた覗く窓の画用紙を使って工作してみました。
円形の画用紙を半分に折り中心をハサミでくり抜いてから開きます。
その後、裏から分光シートを取り付けます。分光シートにセロテープが付くとプリズムが見えにくいので、セロテープは最小限にしましょう。
最後にペットボトルの口に一か所だけ固定すればOKです。この時もセロテープは最小限に!
あとはお好みで閉じたり開けたりして覗いてみてください。
自然光はふんわり幻想的に・・・。水中水族館の雰囲気出てませんか?
蛍光灯はプリズムがしっかり見えます。キラキラです☆
光によって、角度によって、万華鏡の見え方が変化します。いろいろ試してみてください!
⑦万華鏡を装飾をする。(しんかい6500)
今回は、有人潜水調査船 『しんかい6500』みたいな潜水艦風の水族館万華鏡の作り方をご紹介します。
スポンジ(百均ダイソー)のオレンジの部分のみを切り落として筒に多めのボンドで接着します。ボンドが乾くまでに半日以上かかるので、急いでいる方はグルーガンを使ってください。
あとは、文字を書いたりロゴを画用紙で作ったり。白いビニールテープでセロテープを隠しつつ補強してあります。
くるくる回したり、筒を伸ばしたり、分光シートを閉じたり開けたり、刻々と変わる水族館万華鏡の景色を楽しんでください!
深海に興味のある子はこんな遊び場も!
海の生物や深海が好きなお子様は、万華鏡工作だけではなくお出かけをして自由研究にしてみるのもおすすめです。
◆新江の島水族館(神奈川県)
深海と言えば、相模湾と駿河湾!相模湾の目の前にある新江の島水族館では、日本初の有人調査船「しんかい2000」が常設展示されています。深海魚コーナーもあります!
◆沼津港深海水族館(静岡県)
日本で一番深い深海があるのは駿河湾です。沼津港深海水族館は我が家お気に入りの水族館で、冷凍シーラカンスなど、他では見られない生き物をたくさん見られます。我が子はメンダコがお気に入り!
すぐ脇にある港八十三番地では、深海魚のお寿司など新鮮な食べ物やお土産をたくさんゲットできます!沼津バーガーもありますよ!
◆国立科学博物館(東京都)
東京上野にある国立科学博物館では、時々深海の特別展を実施しています。定期的にチェックしていると深海の特別展示に出会うことができるかもしれません。