海の生き物が大好きな我が子ですが、秋になり涼しくなると、磯遊びなどで海に遊びに行く頻度が下がってしまいます。そこで秋冬こそ楽しみたい『桜貝探し』をしに、神奈川県の相模湾へ貝拾いをしに行きました。
海岸へ
参考にしたのは、偕成社「ぼくたちいそはまたんていだん」という本です!
ビーチコーミング(海岸の漂着物を探すこと)について、とてもわかりやす書かれた絵本です。
この本の特徴は絵本仕立てで、季節ごとのビーチコーミングの楽しみ方を絵とストーリーで分かりやすく説明している点と、代表的な貝類について図鑑のように細かく説明してくれている点です。大人も十分に楽しめます。
貝の魅力をもっと堪能したい方はこちらも!
どちらの本もビーチコーミングや貝拾いでよく出会う主要な貝はほとんど掲載されています。
我が子を海に誘うと「生きていないものは興味がないな」と言います。
そこで「レアな貝を見つけたら1円で買い取ろうかな!」とゲーム風にして提案しました。
場所は神奈川県相模湾の江ノ島の東に位置する『片瀬東浜海岸』と『腰越海岸』です。
行く時間帯は干潮時の方がよいので事前に調べましょう。また大潮の日であれば更によいです。
潮位はインターネットで簡単に調べられますよ。
干潮時は江ノ島弁天橋の東側に、江ノ島へとつながる砂の道ができます。こちらでもビーチコーミングができますよ。
10月末の暖かな一日でしたが、貝拾いをしているのは私達親子だけで、のどかなひと時でした。
ちょうど片瀬東浜海岸と腰越海岸の境目付近に、貝など多くの漂流物があります。中には桜貝らしきものも!行く前は興味の無かった我が子も、貝が見つかる度に大声をあげて喜んでいました!
ただし、漂流物が多いところには、プラスチック片などのゴミも結構落ちています・・・。
小さいものを少し回収してきました。
家に帰ったら
拾い集めた貝は一晩真水に漬けて塩抜きします。塩抜き後のバケツからはカニが一匹でてきました。そんなこともあるんですね!
貝類は乾かして、箱に並べました。
まずはタカラガイと桜貝のなかま。
※印以外は今回採取したものです。
「ぼくたちいそはまたんていだん」の絵本で調べたところ、桜貝なのかその仲間のカバザクラという貝なのか判別できませんでした。子供と一緒にあれこれ論議しながら考えましたが結論がでません。
そこで、家にある魚以外の海の生物がのっている図鑑を調べてみることにしました。
確証はありませんが、学研のLIVE「水の生物」の記載から、恐らくカバザクラという貝殻みたいです。
我が子も一生懸命調べていました!
またタカラガイは砂にこすれて表面がすり減っているものが多く、名前の特定が難しかったです。成長やすり減りの様子が「いそはまたんていだん」に詳しく書かれており、絵本と見比べて観察することができますよ。
因みに更に寒くなる冬はタカラガイ採取の季節!その美しさから、お金に使われていた国もあったそうです。
他の貝たちはこんな感じです。
行く前はそんなに期待していなかったのですが、いざ行ってみると思いの他多くの貝が採取できました。そして、子供以上に私が夢中になりました!!
他には、
・クルミの殻
・どんぐり帽子
・梅干しの種
・シーグラス
・陶器
他いろいろなものが落ちていました。
おわりに
とても楽しかった半面、遠目で見るときれいな海にもマイクロプラスチックなどのゴミがたくさん落ちていることに衝撃を受けました。
そして砂をよく見ると、プラスチックが砂粒状になったもの・・・。
きっと生物を介して私達の口にもプラスチックが入るということですよね。
私達に何ができるのか、これから親子で考えていこうと思います。