小学3年生の我が子は、読み書きが苦手です。
どれくらい苦手かと言うと、未だにひらがなやカタカナの読み間違えや書き間違えをする状態なのです。
先日も、夏休みの宿題でこんな間違えがありました。
ひらがなをカタカナに直すだけなのに、苦手意識が先行して頭が混乱したようです。
特に、小さい『っ』や小さい『ゃ』『ゅ』『ょ』のような文字は、読み書きが苦手な子供にとっては理解しにくいのではないでしょうか。
ひらがな(カタカナ)には、次のような音があります。
- 「あ」「い」のような清音
- 「が」「ぎ」のような濁音
- 「ぱ」「ぴ」のような半濁音
- 「きゃ」「きゅ」のようなちいさな「ゃ・ゅ・ょ」がつく拗音
- 「ぎゃ」「ぎゅ」のような濁音に拗音の重なる拗濁音
- 「ん」の撥音
- 小さな「っ」の促音
カタカナの場合には、のばす音「ー」もありますね。
これらの音を、オリジナルカードを使いながら『絵』としてイメージし、カード遊びをしながら楽しく支援していく方法を親子で考えてみました。
PDFのファイルとしてダウンロード(無料)できますので、印刷後ハサミで切り取り、是非家庭学習に取り入れてみてください。
LDの子の読み書きの支援がわかる本に、このような記載があります。
漢字が書けない子には書きとりの支援をすればよいと考えがちですが、じつはひらがなを読むという基礎から支援した方が有効です。
引用:LDの子の読み書きの支援がわかる本(講談社)
ですから、読み書きが苦手な子供の場合、まず『ひらがなをしっかり覚える』ことが大事だと感じました。(我が子を観察していても、そのように感じます。)
レベル①~5枚のカードで音遊び
『遊び』という雰囲気を出すために、我が家では、「ねえねえ、このクイズ解ける?」という感じで誘ってみました。
まず、「あひる」は、こんなカードに変換できるよ。
これだけじゃちょっとわからないから、もう一つ。
「りんご」は、こんなカードに変換できるよ。
わかったような、わからないような・・・。
じゃあ、次。
「えんぴつ」だと、こうなるよ。
カタカナもいってみよう!
「ノート」はこうなるよ。
少しずつルールがわかってきたかな?
「ピーマン」だとこうなるよ。
ルールがわかってきたかも!
問題を出してみて!
じゃあ、「ハンバーグ」はどうなるかな?
もうわかったよ。こうだよね?
正解!
じゃあ、次はカードを1枚増やしてみるね。
まず、「なっとう」はこうなるよ。
たまごが出てきたね。何だろう?
じゃあ、カタカナもやってみよう!
「ワッペン」はこうなるよ。
わかってきたかな?じゃあ、もう一つ。
「ロボット」はこうなるよ。
わかった!
小さい「っ」が、卵なんだね。
「っ」と力を入れて卵を産むイメージで覚えようかな!
じゃあ、次は、カードをさらにもう1枚増やしてみるね。
「ちょうちん」だとこうなるよ。
ちょっと難しいかな?じゃあ、これはどうかな?
「かいじゅう」だとこうなるよ。
何となくわかってきたかな?カタカナもやってみよう!
「キャンデー」だとこうなるよ。
ちょっと難しかったけど、わかった!
小さい「ゃ・ゅ・ょ」がひよこマークだね。
ひよこは必ずお母さんと一緒だね。
じゃあ、最後に問題です。
「しゃっくり」はどうなるかな?
1つ1つゆっくり考えればできそう。
こうかな?
皆さんも、お子様とカードで遊んでみてください。(我が子には好評でした。)
※下記のボタンからPDFファイルをダウンロード(無料)できます。
レベル②~9枚のカードで音遊び~子供が自分で考えました!
レベル①が終わった後、息子がこんなことを考えました。
ねえ、ねえ、「〇が付く文字(半濁音)」や「点々が付く文字(濁音)」も作ろうよ!
「〇」は雪で、「点々」は雨にすればよくない?
「そこまで複雑にしなくても・・・」と内心思ったのですが、子供のやる気の芽は摘まない方がよいですよね。
言われるがまま新しいカードを作って遊んだところ、これが結構盛り上がりました(笑)!
小さい「ゃ・ゅ・ょ」がある文字も作りました。
でも、解くのはお母さんで、問題出すのは僕ね!
息子は、私が解けない難しい問題を作るのに必死で、こんな本を数冊読み漁っていました(笑)。
不敵な笑みを浮かべて・・・
聞いたこともない文字が出題されました。
「にわとり」マークばかりで結構紛らわしいけど、答えはこれだね。
もっと難しくしちゃうから!
こんな遊びが、ながーく続いたのでした・・・。
慣れてきたらレベル②で遊んでみてくださいね。
※下記のボタンからPDFファイルをダウンロード(無料)できます。
発達障害にも対応している教材2選
冒頭文にも書いた通り、小学3年生の息子は、未だにひらがなやカタカナが曖昧な時があります。漢字も含め読み書き全般が苦手です。
子供を持つまでは信じられませんでしたが、そういう子供もいるんですね。
息子のように読み書きに苦手意識があり困った経験があるお子様に向けて、発達障害にも対応している教材を2種類ご紹介したいと思います。
読みトレーニング教材
Nintendo Switch (任天堂スイッチ)を持っていることが前提ですが、『読むトレGO!』というソフトで読みのトレーニングがゲーム感覚でできます。「読むトレGO!」の詳しい内容は、関連記事を参考になさってください。
【関連記事】
入手方法
書店・家電量販店・インターネット等で『読むトレGO!』のソフトを購入する。
ひらがな・カタカナから丁寧に学べる教材
漢字学習にはあまり適していませんが、ひらがなやカタカナをとても丁寧に教えてくれる『すらら』という教材があります。
『発達障害』や『帰国子女』の子供にも対応している教材なので、誰にとってもわかりやすくという点を重視した教材だと思います。
例えば小さい「っ」(つまる音)を認識させるために、口の動きをレクチャーしてくれたり、手拍子をして小さい「っ」(つまる音)も確かに1文字なのだと気付かせてくれます。
とても簡単に無料体験ができるので、試してみてください。
【無料体験】や【資料請求】の手順などは、以下の関連記事を参考になさってください。国語以外のレビューも詳しく記載しています。
【すららの関連記事】