玉ねぎの皮を使って布を染める草木染めを子どもと一緒にやってみました。材料の準備も手順もとても簡単で、さらに想像以上にきれいな黄金色に染まり驚きました!
材料
- 玉ねぎの皮 適量(今回は玉ねぎ5~6個分)
- 天然素材の布 ハンカチサイズ 2枚(今回は綿100%)
- ミョウバン 800mlのお湯に対して2g
- ステンレス製の鍋(もしくはホーロー鍋)
- ボール(なるべく金属製以外)
- 糸と針
- ビー玉と輪ゴム
手順
1.染める布は汚れや油を取るために、一度洗濯しておきます。
※色素はたんぱく質と結びつきやすいので、植物性の繊維は豆乳に浸すとよいらしのですが、今回は豆乳がもったいないのでその作業は省きました。綺麗に染めたい方は、お試しください。
2.布に簡単な2種類の絞りを入れます。
1つ目はビー玉を布で包み、根元を輪ゴムでぐるぐる巻きにしたもの。
2つ目は好きな模様に波縫いを施し、目一杯糸を絞ったもの。
写真の魚模様は私が縫いました。糸を絞った後、縫い目の内側の余っている布を糸でぐるぐるきつく巻いて玉止めします。
直線は子どもが縫いましたが、目が粗すぎて上手く模様が出なそうです。
3.玉ねぎの皮をステンレス製の鍋に入れて、あまりグラグラ沸かさずコトコト煮出します。
一時間以上煮出す方もいるみたいですが、それ程時間が経たないうちに濃い目の紅茶のような色になりましたので、火を止めました。様子を見ながら時間を調整してください。
この後、玉ねぎの皮を取り除けば、染液の完成です。
4.煮出した染液に、絞りを入れた布を浸します。
10分~15分静かにやさしく箸などでかき混ぜ、色ムラがでないようにします。
5.ボールに媒染液を作っておきます。
これは金属イオンと植物の色素を反応させて発色させるための液です。今回はスーパーにも売っている焼きミョウバンを使います。
800mlのお湯に対して2gのミョウバンを入れ、よくかき混ぜてください。液が透明になれば、完全に溶けた証拠です。
※植物の色素は金属イオンと反応しますので、ボールは金属製以外のものを使う方が無難です。
6.染液を軽く水で流し、水気を絞ります。その後、ミョウバンの媒染液の中に浸します。すると薄いベージュの布が、みるみるうちに黄色く発色していきます。この変化にはとても驚きました。子どももびっくり!
その後、色ムラが出ないよう布を広げるように静かに30分程かき混ぜてください。
7.染め終わったら中性洗剤で軽く押し洗いをしてから水気を絞り、模様を付けた輪ゴムと糸を取り除いてください。陰干しして乾けば完成です!
色はとてもきれいな黄金色になりました!
絞り模様は輪ゴムで縛ったビー玉部分はくっきりと、魚や直線の波縫い部分は薄っすらと出ました。子どもが縫った直線縫い部分は縫い目が粗くて殆ど模様が出ませんでした。
感想
完成するまで、どんな色なのか?どんな模様なのか?わからないのが、とてもわくわくして楽しいです。太陽光や洗濯により、徐々に色が退色するらしいので、色の変化も楽しみたいと思います。
思いのほか簡単なので、是非お試しください。