子連れでも、かしこまらず、自由に、のんびり鑑賞できる美術館を探している方は、神奈川県の『川崎市岡本太郎美術館』に是非行ってみてください。中学生以下は無料です!
大人はじっくり鑑賞して岡本太郎さんの世界に浸ることもできますし、アートより遊びが好きな子供なら、1時間以内でサーッと美術館を回って、生田緑地内の広場や科学館など他の遊び場とセットで楽しむことも可能です!
雨の日でも楽しめます!今回、我が家が訪れたのも雨の日でした。
この記事では、『川崎市岡本太郎美術館』に行った感想と、生田緑地内の子供と楽しむ周辺遊び場情報などをお伝えします。
美術館へのアクセス・割引情報など
基本情報
- 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日(土日祝は開館)、年末年始
- 観覧料:展示内容により異なる。中学生以下は無料。
※今回の訪問時は、一般500円でした。公式HPより詳細料金をご確認ください。
公共交通機関利用の方のアクセス
最寄り駅は小田急線向ヶ丘遊園駅です。南口から徒歩17分。
向ヶ丘遊園駅からバス・タクシーを利用する方、もしくは別の駅を利用する方は、川崎市岡本太郎美術館公式HP>利用案内>交通案内よりご確認ください。
車利用の方のアクセス
専用駐車場はありませんが、生田緑地の駐車場が利用可能です。
生田緑地東口駐車場(163台)と生田緑地西口駐車場(52台)の2か所があります。
バイクの方は東口をご利用ください。
平日限定の最大200円駐車料金割引もあります。
地図や割引情報の詳細は、生田緑地公式HP>アクセスよりご確認ください。
【東口駐車場】
東口駐車場は、土日祝日は混雑します。
東口駐車場から川崎市岡本太郎美術館までの距離は、500~600mほどです。
東口ビジターセンター(東口駐車場隣)の目の前に、案内板や看板地図があります。
要所要所にこのような案内板がありますので、これに従って美術館までのんびり歩きましょう!
中央広場までは少し勾配もありませすが、舗装されていて歩きやすいです。
緑の中をゆったり散歩しながら歩くととても気持ち良く、思っていたほど遠く感じませんでした。
※今回私は、雨の日の10月の日曜日に訪れました。雨天の為か駐車場は空いていました。
【西口駐車場】
すぐそばの専修大学がテスト会場などに使われる日は、西口駐車場が終日混雑します。
川崎市岡本太郎美術館 の公式HPホーム画面>お知らせ 欄にてご確認ください。
川崎市岡本太郎美術館までの距離は、西口からの方が近いですが、斜面を下る階段があるようです。
車いすやベビーカーの方は東口駐車場の方が良さそうです。
割引情報
・福祉関連の割引
・生田緑地内の他施設利用による割引
・各種カードによる割引
・年間定期券(年間パスポート)
・共通利用券
・地域通貨「たま」
などの割引制度やお得なご利用制度があります。
詳しくは、川崎市岡本太郎美術館公式HP>利用案内>開館時間・料金をご確認ください。
子供と川崎市岡本太郎美術館に行った感想
岡本太郎さんは、名言をたくさん残している芸術家ですよね。
美術館に行く前に、子供に「芸術は爆発だ!」と言った人だよと何となく教えていました。
美術館を出た後、息子が言った言葉はこちら。
どのへんが爆発していたの?
でも、外にあった大きいもの(母の塔)が傑作だってことだけは、さすがにわかったよ!
何か一つでも感じるものがあれば、OKかな・・・。(ちょっと笑ってしまいました。)
美術館の外にあるので、入館者以外でも見ることができますよ!
是非360度ぐるっと回って見てみてくださいね!
息子のおすすめは、真下の空間だそうです。
私達親子が感じた川崎氏岡本太郎美術館の素敵な点をまとめてみます。
◆好きなものを見つける!~感じ方は自由!
我が家の駄々っ子息子が気になった作品を2点紹介しますね。
ちょっとした偶然で面白いことが起きました!
ねえ、ねえ、変な絵あるよ。
題名は「猫 VS ばけ本(おばけ本)」なんじゃないかな?
いえいえ、違いますよ・・・。
息子にぴったりのネーミング、『駄々っ子』です。
また、展示が終わり、ミュージアムショップにおもちゃがないとがっかり模様の息子が、ミュージアムショップそばで見つけたものは・・・。
なんかいいものあるね~。お母さんは、早くお土産を選んできなよ。
僕は、ここに座っちゃお!はあ~楽ちん!
何たる偶然!!
またもや息子にぴったりのネーミング、『駄々っ子(椅子)』。
笑っている母に、
確かに駄々っ子に見えるね!
穴が目で、でっぱりが鼻で、怒ってる顔だもんね。
と言ってのけた息子でした。
わかっているのやら、いないのやら。
感じ方は自由でいいというのが、アートの良いところですよね。
他にも、プロジェクションマッピング、素敵なライティング、そして動画が流れるモニターなど
凝った展示がユニークで楽しかったです!
◆実際に触れる!
実際に触れて確かめることのできる作品もあります!
太っ腹ですね!!
ねえ、固いんですけどこの椅子。
本当に椅子なの?
ええ、そうでしょう。
だって岡本太郎さんの代表作『坐ることを拒否する椅子』ですから。
とは、説明しませんでした・・・。説明してあげた方が良かったのでしょうか?
◆岡本太郎さんをもっと知りたい!
岡本太郎さんは、1970年の大阪万博に飾られた代表作「太陽の塔」を製作する時、「ベラボーなものを作る」と宣言したそうです。
多くの名言を残し、絵画や彫刻から、建築、食器などの日用品まで、強烈なインパクトや独特の世界感を表現した岡本太郎さんって、いったいどんな人だったのか気になりました。
そんな方は、この美術館をじっくり鑑賞すると多くの発見があると思いますよ。
動画やプライベート写真など、普段は見られないものを見ることができます!
息子は、身長より大きなキャンバスにダイナミックに絵を描く、岡本太郎さんの製作風景を、何故か15分くらい繰り返し見ていました。
後で理由を聞いたところ、TVが観たかっただけだそうです・・・。
◆ミュージアムショップにて!
何と言っても、私が印象に残った作品はこちら!
何かを拒むような、「ノン」という作品です。夢にまで出てきそう。
早速、ミュージアムショップでキーホルダーを買いました!
息子には、川崎市の名産品(こま)を購入。回ると富士山に見えるこまと逆立ちこまです。
◆次回来るときこそ!
今回残念だったのは、子供のペースで鑑賞したので、自分が見たいものが見れなかった点です。
例えば、岡本太郎さんの資料や写真をもっとじっくり見たかったですし、ガラス張りで外が見える開放的な「カフェテリアTARO」にも寄ることができませんでした・・・。
いつかもう一度、岡本太郎美術館に一人で来たいです(笑)。
川崎市岡本太郎美術館の公式HPには、有名な作品の解説動画(YouTube)もあります。
例えば、代表作「明日の神話」「母の塔」「森の掟」など。
解説動画を見てから出かけるのも、楽しみ方の一つかもしれません。
神奈川県内にある他の美術館で、子供と気兼ねなく自然やアートを楽しめる場所として、『箱根彫刻の森美術館』もおすすめです。
子供とこんな楽しみ方も!
1970年の大阪万博のテーマ館プロデューサーをされた岡本太郎さん。テーマ館の大屋根を見て、「どうしてもこいつをボカン!と打ち破りたい」衝動が沸き起こったそうなんです。
あの有名な『太陽の塔』は、かくして屋根から突き出したのですね。
それを知ってから、岡本太郎美術館の広報誌に載っていたお茶目な岡本さんの写真を見ると、何だか笑ってしまいます。私には、少年のように見えました。
素敵な写真だったので、帰宅してから息子とコラージュをして遊びました。
チケットの半券・お土産の包装・美術館のパンフレット・画用紙・折り紙などでコラージュしました。
画用紙の切れ端は、工作で使った余りをそのままの形で使っています。息子作の「太陽の塔」も貼って、手貼りの簡易ラミネートフィルム(百均ダイソー)でラ三ネートして、壁に飾っています!
子供と美術館に行った思い出として、コラージュで遊んでみると結構楽しいですよ!
生田緑地内その他施設~子供の遊び場情報
私が調べた範囲での情報をまとめておきます。
最新情報は、公式HP等でお出かけ前にご確認ください。
◆川崎市立日本民家園
- 開園時間:9:30~17:00(11月~2月は16:30、入園は閉園30分前まで)
- 休園日:月曜(祝日は開園)、祝日の翌日(土日祝は開園)、年末年始、臨時休園あり
- 入園料:一般500円、高校・大学生・65歳以上(要証明書)300円、中学生以下・65歳以上の川崎市民の方(要証明書)無料
江戸時代の古民家を中心に、水車や農村歌舞伎舞台などの重要文化財等を展示する野外博物館。
囲炉裏で火を焚いてのイベントや昔話なども楽しめます!
◆かわさき宙(そら)と緑の科学館
- 開館時間:9:30~17:00
- 休館日:月曜(祝日は開館)、祝日の翌日(土日祝は開館)、年末年始
- 入館料:無料
- プラネタリウム観覧料:一般400円、高校・大学生・65歳以上(要証明書)200円、中学生以下・65歳以上の川崎市民の方(要証明書)無料
自然・天文・科学について学べる博物館。
プラネタリウムが楽しめるのも魅力!Cafeもあります!
◆東口ビジターセンター・西口サテライト
- 開館時間:8:30~17:00
- 休館日:年末年始
- 入館料:無料
生田緑地内の施設案内や自然の紹介。
◆川崎市伝統工芸館
- 開館時間:9:30~17:00(11月~2月は16:30まで)
- 休館日:月曜(祝日は開館)、祝日の翌日(土日祝は開館)、年末年始、臨時休館あり
- 入館料:無料(日本民家園に入園する場合は有料)、藍染め体験は有料
初心者でも、楽しくハンカチなどの藍染め体験ができます!
藍染め体験は、事前予約が必要で、10:00からと13:00からの毎日2回受付。
藍染め製品の販売や展示もあります。
◆川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム
- 開館時間:10:00~18:00
- 休館日:火曜日、年末年始
- 入館料金:大人1000円、中学・高校生700円、子供(4歳以上)500円
※日時指定予約制チケットはローソンチケットで購入。
最新情報やチケット購入などの詳細は、公式HPにてご確認ください。
ドラえもんなどの名作漫画の生みの親、藤子・F・不二雄の作品世界が存分に味わえ、子供だけでなく大人も楽しめる美術館です!
東口ビジターセンターから徒歩15分程度です。
◆生田緑地ばら苑
- 公開時間:平日10:00~16:30(秋は16:00)、土日祝日9:00~16:30(秋16:00)
- 公開日:開花時期に合わせて春秋年2回一般公開
- 料金:無料
公開日程などの詳細は、生田緑地ばら苑HPにてご確認ください。
生田緑地内には、他にも
・季節の花々
・池や林などの自然
・展望台
・広場
・SL列車展示
・食事処
など多数の見どころがあり、豊かな自然の中でのんびりと過ごすことができます!
是非子供と一緒に、美術館めぐりをしてみてください!