夏休み真只中、子どもが氷を使った実験をしたい!と言い出しました。
そこで、「過冷却で0度以下に冷えた水が衝撃を与えると一気に凍り始める」という実験をしてみました。
けれども、一回目は失敗。翌日リベンジするも二回目も失敗。
子どもと相談して、氷で別の実験をしてみることにしました。
この記事は、家庭にある氷や塩を使った簡単な科学実験のご紹介です。
氷を持ち上げる実験がしたい!
子どもが言うには、今受講している進研ゼミで、氷にタコ糸をたらし、そこに塩をかけると、糸と氷が接着して氷が持ち上がるという情報があったそうなのです。
簡単そうなので早速やってみることにしました。
まずタコ糸の先端を水に浸してから氷の上に乗せます。
次に乗せた糸の上に塩を振りかけます。
するとこの通り、糸に氷が接着して持ち上げることができました。
しかし実験が成功したことより、余った塩を舐めて「海みたいでおいしい!」と喜び始めてしまい・・・・・・。
これで終わりではちょっともったいない気じがして、「じゃあ、塩で何かやろうか?」と提案してみました。
塩水にぷかぷか浮く卵
透明のコップを用意して、片方には真水、もう片方には塩を入れ、塩が完全に溶けるまで子どもにかき混ぜてもらいます。
「最初は濁っていたけど、塩が溶けたら透明になったよ」と言いながら、また塩水を飲み始めた我が子。(まあこれも思い出なのでしょうか・・・・・・。)
両方のコップに生の卵を入れると、真水では沈み塩水では浮かぶはず。しかし両方沈んだままでした。そこで「塩が足りないんだね」と塩水の濃度を上げてみたところ、無事に浮かびました!
がしかし、
知ってるよテレビで見た事あるもん!
と言われてしまいました。
次は何をようかな・・・・・・。
深海の神秘「塩水湖!?」
子どもが今はまっている朝日新聞出版の科学漫画サバイバルシリーズの「深海のサバイバル」を思い出しました。
深海にあるのに湖に見える神秘的な「塩水湖」だ!!と。
わかりやすいように、塩水は食用色素で青色に染めました。
そして塩水をそっと真水に注ぎます。すると比重の重い塩水が底に沈み、二層になりました。
「これが深海に湖が見える理由だよ」と子どもに説明したところ、ようやく
えーすごい!
と言ってくれました。これで、ほっとひと安心。
子どもの感想
最後に我が子が言った一言は
「今日の実験は氷の実験のサバイバルだね!」 でした。
氷とは全く関係ない内容に行き着きましたが、色々とめぐって楽しかったとそうです。
なかなか思い通りにはならないのが家庭の実験ですが、そこも笑いやネタにすると親子の会話や笑顔が生まれると思います。良かったら皆さんも親子で簡単な実験を試してみてください。
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