現在、小学4年生の息子は、書き取りが大の苦手です。それは何故か?
息子曰く、二三文字書いただけで手が疲れてしまうからだそうです。
恐らく、息子と同じような悩みを抱えているお子様が世の中には一定数いるのではないでしょうか?
この記事では、
- 消しゴムで上手く字が消せない。
- 定規で真っすぐ線を描けない。
- 文字を書くのに時間がかかり、手が疲れてしまう。
など、手先の不器用さが元で、漢字の書き取りなどに苦手意識を感じているお子様に向けて、鉛筆の持ち方についての情報を掲載しています。
楽に字を書く鉛筆の持ち方の練習
小学校入学前に療育に通っていたので、我が家では家庭においても、発達に関する訓練をいくつか行ってきました。その一つに『感覚統合』というものがあります。
我が家で、幼児の頃から使っている「発達が気になる子の感覚統合あそび(ナツメ社)」という本の中に、鉛筆あやつりという項目があります。
本の詳細(Amazon)>>
楽に文字を書く練習として、下図のような取り組みが掲載されていました。
①薬指と小指で消しゴムを握る。
②残りの指で鉛筆を持つ。
本書によると、小指と薬指の支持性が増すため、楽に字を書けるそうです。
消しゴムの大きさや形で書きやすさが変わりますので、色々試した方がよいと思います。
因みに、息子がしっくりきた消しゴムはこちら。
じゃあ、一番嫌いな漢字と二番目に嫌いな漢字で試してみるよ!
仕上がりは、こちら。
感想を聞いたところ、消しゴムを持った方が書きやすいそうです。良かったらお試しください。本には、他にも鉛筆をあやつるための遊びがいくつか掲載されていますので、気になる方は是非読んでみてください。
感覚統合についてもう少し知りたい方は、下記の関連記事も参考になさってください。
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手先が不器用な子の鉛筆の持ち方について考える
以前通っていた療育の先生(作業療法士の先生)から聞いた話です。
手先が不器用な息子のようなタイプの子供は、
正しい持ち方 = 持ちやすい持ち方 とは限らない
そうです。
苦手を補うためにに自分なりの持ち方をしている場合もあるということなのです。
実際作業療法士の先生ご自身も、幼い頃から鉛筆を持つのが苦手だったため、自分なりの持ち方を編み出して現在もその持ち方をされているとのことでした。
息子の場合、どうしても親指の先と人差し指の先をくっつける(近づける)ことができないそうなので、そこは息子の意見を尊重しています。
子供と相談しながら楽に字を書ける鉛筆の持ち方を探すのも一つの手段だと感じています。
楽な鉛筆の持ち方が見つかったら・・・
中には、綺麗な字を書かないと書き直しとする先生もいらっしゃいます。確かに字は綺麗に越したことはないと思うのです。
でも、書き取りは字を覚えることが第一優先だと思うので、子供が書き取り嫌いになり、更には勉強嫌いになる事態だけは避けたいなと私は考えています。
丁寧に字を書くことは伝えつつ、字の形についてはある程度許容してあげることが、少なくとも家庭においては必要かもしれません。
我が家では、遊び感覚で楽しく練習をしていけたらなと思っています。
担任の先生にも息子の特性を理解してもらえるよう、個人面談で少し相談してきました。
なかなか、周囲には理解してもらえないかもしれませんが、少しずつ練習していきましょう。
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