科学館ってこんなにも楽しいの?と、本当に驚きました!
神奈川県の横浜にある『はまぎんこども宇宙科学館』は、まるでテーマパークにでもいるような楽しさで、1日中遊ぶ(学ぶ)ことができます。決して大げさではなく、親も楽しかったです。
見て、触れて、体験して、
プラネタリウム・工作・サイエンスショー・カフェ・お土産まで!
地下2階から5階まで建物全体が巨大な宇宙船をイメージして作られた体験型科学館なんです。しかも館長はJAXAの名誉教授でもあり、イベントも豊富です。
宇宙が好きな子も、全く興味がない子も楽しめる工夫がてんこ盛り。我が子もまた絶対来ると言っていた、宇宙科学館の魅力をお伝えしたいと思います。
お近くにお住まいではない方は、動画配信でも生命や宇宙など科学に親しめるコンテンツ(例えば、はやぶさ探査機や南極観測隊や生物の解剖のことなど)がたくさんありますよ!
関東にお住まいの方は、機会があれば一度行ってみてください。
基本情報
開館時間
9:30~17:00です。(最終入館は16:00まで。)
第1・3火曜日が定休火です。(但し、年末年始、臨時休館などがあります。)
入館料
大人400円、小中学生200円、小学生未満無料
プラネタリウム入場料
大人600円、小中学生と4才以上の未就学児300円、3歳以下無料
【アクセス】
JR京浜東北・根岸線の洋光台駅から徒歩3分。駅からのアクセスはとても良いです。
有料駐車場は、2か所。合わせて約70台分あります。
9:00~17:00(入車は16:00まで)で、1日700円です。
【混雑状況】
私は日曜日の9:15頃(開館15分前)駐車場①に入りました。その時間はまだ数台しかいませんでした。帰宅時(正午頃)は、昼で帰る方もいるので数台の空きがありました。
駐車場はそれ程広くないので、午前中はに行く方は早めに行った方が無難だと思います。開館15分前に到着しても、既に団体客が30名くらい、個人客も30~50人程の列になっていました。開館時間ちょうどで100名弱の方が並んでいたと思います。
また私が訪れた時は、プラネタリウムの入場制限(座席を二つ空けて座る)をしていました。10時前には第1回投影のチケット完売、10時半前に第2回投影のチケット完売、昼前に第3回投影のチケット完売のアナウンスがありました。
館内の至るところに消毒液は置いてありますが、何せ子どもが多いので密になりがちです。各人が密を避ける努力をした方がよいかなと思います。
【隣接の遊び場】
敷地の隣に広々とした公園があります。公園の敷地内に、こどもログハウス「おもしろハウス」という室内アスレチックのような施設もあります。
【ランチ】
地図1に青字で記入しましたが、すぐ隣にコンビニとスーパーがあります。科学館の帰りに公園で食べている方もいましたし、私はコンビニでお昼ご飯を買って帰宅後に食べました。
こども宇宙科学館の中で食べるならば、お昼ご飯を持参して休憩室で食べるか、館内のカフェに入ることもできますよ。
B1にある休憩室はかなり広く、椅子やテーブルもあり広々しています。冷水器・ベビーシート・多目的トイレ・スナックや飲み物・アイスの自動販売機もあります。お弁当を食べている方もいました。
1Fには、スイーツ・ドリンク・軽食を楽しめる『コスモカフェ』があるので、カフェで昼食をとることも可能です。おにぎりやカレーなどもありました。
息子の選んだベスト5
★No.1 ビーコロ(ビー玉転がし)
もともとビー玉転がしが大好きな息子ですが、ここにあるものはスケールも大きく見ごたえがあります!声をかけなければずっと見ていたかもしれない位、息子は長い時間見つめていました。何種類かあります!
★No.2 宇宙通信
なんてことのないモニターなのですが、カメラの前に立ってもすぐには自分が映りません。数秒後に自分が移るんですね。そんな目立った展示ではないかもしれませんが、息子はとても気に入ったようで、何度も何度もカメラの前を横切って試していました。(多分防犯カメラだったら不審者レベルです。)
これは、電波は光の速さでしかすすめないので、遠い宇宙と通信するには時間がかかることを教えてくれる展示なんです。
光は、1秒間に地球を7周半するほどの速さです。
速そうに感じますが、例えば「はやぶさ2」が探査した小惑星「リュウグウ」まで光の速さで進んだら、20分もかかってしまいます。
宇宙通信をするのに、片道20分、往復40分は結構長いですよね。
★No.3 空気の流れでボールが浮かぶ
下から上に風が吹きあがると、ボールが面白いように宙に浮きます!「えーっ!何で!マジックじゃん!!」と言いながら、息子は大興奮していました。確かに面白いのですが、ここまで喜ぶとは予想外でした。
★No.4 惑星ジム
3Fの宇宙トレーニング室では、宇宙飛行士になった気分を体感できる場所がたくさん。ロボットアームの操作や、月面ジャンプなど、子ども達がワイワイ元気に楽しんでいました。中でも息子は、フロア全体を使った階段や滑り台などのある基地のような「惑星ジム」で大はしゃぎ。だいぶ長いこと行方知らずに・・・・・・。鉄砲玉のような元気なお子様は見失わないようご注意ください。
★No.5 鏡の不思議
鏡を使った展示はいくつかあるのですが、息子はこれがお気に入りでした!
手を入れると、中からも手が出てきます!!「けー、なにこれ?」と言いながら頭も突っ込んで試していたので、注意した程です。
親の選んだベスト5
★プラズマボール
雷などの自然現象でもおなじみのプラズマを目の前で見ることができます!手を当てるとこんな感じに。子どもビックリ! 同じエリアでは、オーロラも再現されています。
★プラネタリウム
やっぱりプラネタリウムは外せないです。(入館時にチケット売り場にて購入。)
訪れた時は、ポケモン(オーロラについて)の番組と本日の夜空の生解説の二本立て、時間は合計で45分です。小学生以上はきっと楽しめると思います。
ただし幼児は、投影時間も長く生解説はアニメではないので、飽きてしまうかもしれないなと感じました。個人の感想ですが、ご参考までに。
★生命バランス水槽
光だけ当てて密閉している容器の中で、魚や貝や植物達がかれこれ2年程住んでいるそうです。酸素も餌もカプセルの中で自給自足。地味ですが、何だか凄くないですか?子どもは見向きもしませんでしたが、私はかなり驚きました。
死んだ生物は餌になり・・・という循環ができているようです。宇宙でも魚を飼育できるということなのでしょうか。
★お土産&工作キット(ミュージアムショップ)
1Fのミュージアムショップでは、宇宙食からおもちゃまで色々なものを購入することができます。中でも私のイチオシは、「科学館限定の工作キット」です。科学館のボランティアさんが製作しているようですよ。ワークショップで作るような工作を自宅で楽しむことができます!
工作好きなので、私も2種類購入しました。
息子が、「今まで作った中で一番キレイ!!!」ととても喜んだのは、次の写真にある銀色の箱。覗くと驚きの光景が!まさに宇宙!
★重力錯覚
体が弱い方はやめておいた方がいいかもしれません(笑)。私は2秒くらいでギブアップ・・・。
斜めに傾いた場所で、体に起こる錯覚を体感できる部屋なのです。侮れませんよ、錯覚。
他にも楽しかった、こんな見どころ!
まだまだたくさん見どころがあります。ほんの一部、ご紹介しますね!
★操縦・ゲーム
操縦体験をしたり、宇宙にちなんだゲームも大人気でした!
★工作教室・サイエンスショー
各種工作教室・サイエンスショーが楽しめます。当日参加ができるものもありますので、入り口を入ってすぐ右手にあるインフォメーションで確認してください。
★熱気球
熱気球が上がったり、下がったりしています。見ていてるとおもしろい!
行けない方は是非動画も!
公式HPホームより、科学館で開催したオンライントークイベントや教室の動画を視聴できます。こども宇宙科学館に行くことができない方でも、是非お楽しみくださいね。
宇宙は勿論、生き物や南極観測隊など、内容は多岐にわたります。
私のおすすめは、「はやぶさ2の現場から-史上初のサンプルリターンへの挑戦」の動画です。JAXA名誉教授でもある的川館長のお話がとてもか面白いです!津田プロジェクトマネージャーのお話も貴重です!
まとめ
科学にあまり興味がない子どもを科学館に連れて行って、もしつまらなかったと感じてしまったら、きっと次はもう行かないと思います。
勉強以前に、「何だか楽しそう!」「なぜ?不思議!」と興味を持つことが何より大切だと思います。
その点、神奈川県の横浜にある『はまぎんこども宇宙科学館』は、科学はとても身近で、もしかしたら生活の中にもたくさんの科学があるのかもしれないということを、遊びながら教えてくれる場所だと思いました。
宇宙を知るということは地球を知ること、生命の不思議を知ることだと感じます。興味がないお子様でも、一度行ってみると何かしらの発見があるのではないでしょうか。
こんな楽しい宇宙科学館が、家の近くにある横浜の子どもは、うらやましいなと思います。
でも、家でできることもいっぱいありそうだなとも感じました。近所で開催される星空観察会を探してみるとか、家で簡単な実験や工作をしてみるとか・・・。とても刺激をもらいました。
機会があれば、足を運んでみてくださいね。