レモンを使った『レモン電池』は、楽しいだけではなく、小学生や中学生が『電池』の原理を楽しく学ぶのに最適な教材です。
まずはレモンから実験してみて、電気が発生する楽しさを体験すると、
- レモン以外の果物や野菜も電池になるの?
- 果物や野菜以外でも電池になるの?
など、どんどん好奇心や疑問が湧いてきて、その子だけの科学実験になっていくと思います。
しかも、材料さえ用意すれば実験方法はとても簡単です!
この記事では、これからレモン電池(果物電池)の実験をしてみたい方に向けて、実験概要や注意点などをお伝えしています。
小学生の息子が実験している様子も掲載していますので、良かったら参考にしてみてください。
果物電池(レモン電池)の概要
準備・実験概要
◆用意するもの
- 銅板(果物片1個に対して1枚)
多い方が色々な実験ができます。 - 亜鉛板(果物片1個に対して1枚)
多い方が色々な実験ができます。 - クリップ付き導線(果物片個数プラス1本)
多い方が色々な実験ができます。
例)レモン片2個ならば3本、3個ならば4本必要です。 - 電子オルゴールか、2V程度の小さなLEDを1つ
- 乾電池1本(確認用、単3程度でOK)
- お好きな果物や野菜
まずはレモンで実験して、他のものと比較してみるのがお薦めです。
結局色々なものを細々と準備する必要があり大変なので、我が家は1000円ちょっとで買えるキットで実験しました。
◆実験方法(概要)
配線は上図を参照してください。
クリップ付き導線などで配線すると便利です。
端の銅板をLED(やオルゴール)のプラス側に、端の亜鉛板をマイナス側につなぎます。
銅板と亜鉛板をレモンや果物にしっかりと差し込みましょう。
金属板同士はくっつかないように、距離を離して配置しましょう。
キットは便利!~でも、答えはあくまで自分で見つけよう!
夏休みの自由研究として使用する場合、学校によってはキット禁止というケースもあるかと思います。
しかし、キットと言っても答えが書かれているわけではなく、最低限の実験方法や原理が書かれている材料セットと考えてよいと思います。
私が購入したキットに関して言えば、レモン電池(果物電池)の実験をより楽しむためのヒントも記載されていてとても参考になりました。
レモン電池(果物電池)の実験は、
あれこれ『比較』するからこそ楽しい実験 なんです!
是非オリジナルの科学実験をたくさん考えて、比較して、自分にしかできない考察をしてみてくださいね!
息子は、2日間に渡りたくさん試して楽しんでいました。
電池の原理~中学化学の学習につながる
キットなどを購入すると、恐らく説明書に簡単なレモン電池(果物電池)の原理が書かれていると思います。
中学生が化学の授業で習うような『電池の原理』を学びたい方は、中学化学基礎の参考書や教科書を調べてみてください。
無い方は学習用のYouTubeも参考になりますよ。”電池の原理”などのキーワードで検索してみてくださいね。
実験の様子
基本のレモン電池からスタートして、息子のアイディアであれこれ実験が発展していきました。
皆様も、是非オリジナルの実験をたくさん試してみてください。
レモン&レモン以外の果物あれこれ
まずは、基本のレモン電池からスタート!
オルゴールの音が面白くて笑えました。
そして、レモン以外の果物も!
使用後は食べられないので、途中から果物の芯なども使い始めました。
息子がかじりかけの芯なども使えます・・・。
あれもこれも使えそうな気がしてきますよ!
子供の思いつきパート1
「次は果物以外も試したい!」と息子が言ったので、液体でも試してみました。
キッチンにある色々なものが使えると思います。
個数を増やしたり、複数の種類を組み合わせたり、それぞれを比較したり。
色んなことを試していました。
そして時には、予想もしないことも起こります!
ウェットティッシュで金属板の汚れを拭き取っていたら、突然!?
すかさず、息子がもっといい音が鳴る方法を考え始めました!
あれこれ思考錯誤していましたよ。
子供の思いつきパート2
とても簡単な実験なので、気分を良くした息子。
”もっともっとオルゴールの音をキレイに鳴らしたい!!”という一心で、2日間に渡って実験を楽しんでいました。
最後は、自分なりにベストのレモン電池(果物電池)を作り、誇らしげな息子でした。
(多分、もっと良いレモン電池や果物電池は世の中にたくさんあると思いますので、探してみてくださいね。)
まとめ~自由な発想で科学実験を楽しむ
私が使用したレモン電池のキットは、対象年齢小学3年生以上でした。
オルゴールが鳴るというわかりやすさと、こんなものが電池になるなんてという驚きがあるので、小学2年生の息子でも終始楽しく実験することができました。
オリジナルのレモン電池や果物電池を考えたり、その結果を考察することで、夏休みの自由研究にもなると思いました。
学習だと構えることなく、身近なもので科学の不思議を味わうことができる簡単で楽しい実験です!
中学生になって化学の授業を受けた時、
”そういえばレモン電池や果物電池の実験は楽しかったな。”、
”電池の原理って何だか楽しそうだな。”と感じてもらえたら嬉しいです。