神奈川県の江ノ島付近でビーチコーミングを初体験し、貝や磯の生き物に興味が湧いてきた我が子のために、同じ神奈川県の相模湾に位置する真鶴岬へ行ってきました。
真鶴岬とその先端にある三ツ石海岸は『かながわ景勝50選』に選ばれた、観光にもおすすめスポットです。
満潮時には三ツ石(先端の岩)まで行くことができませんが、干潮時には三ツ石まで陸繋がりとなります。
磯遊びやビーチコーミングは必ず事前にインターネットなどで潮位を調べて、干潮時に合わせて遊びに行くとよいですよ。
基本情報
真鶴岬の先端に『ケープ真鶴』という施設がありますので、まずはそちらを目指して車で出発!
併設の駐車場は有料で1日1000円。ただしケープ真鶴で当日2000円以上お買い物をすると1000円キャッシュバックされます。
ケープ真鶴とは、お土産販売や軽食が楽しめる施設で、2Fには遠藤貝類博物館もあります。
営業時間 10:00~18:00(年中無休)
レストラン 11:00~(火曜定休)
公式HP 有
※営業日時に変動があるかもしれませんので、詳細は公式HPより確認してみてください。
海岸
敷地の奥に海岸へ下る比較的長くて急な階段があります。そちらを下ると、もうすぐ目の前が海岸です!この日は干潮時間に合わせて行ったので、到着してしばらくすると三ツ石まで陸で繋がりました。
帰りは急な階段を上る必要がありますが、階段中腹にカフェもあり、ケープ真鶴まで戻らなくても階段の下にきれいに清掃されたトイレ(女子は全て和式、男子は不明)がありますので、安心して遊べますよ!
※トイレは虫が飛んでいて子供がひ~!?と言っておりました(笑)。苦手な方は虫除けをご持参ください。
10月末の暖かい日でしたので、子供と主人は早速ひざまで浸かって磯遊びです。石が丸くて濡れているととても滑りやすいですので、ウォーターシューズや着替えなどを持って行くと安心です。
とにかく潮だまりの中も、水の無い岩場もカニとヤドカリが素手でとれるほどたくさんいます。石をそーっと動かすといっぱいいます。
大きいものだと15cm程のカニもいました。網があれば、小魚や小エビもとれますよ!
私は一人でビーチコーミング。貝やカニの甲羅やシーグラスや流木などを見つけましたが、期待していた程は取れませんでした。貝はたくさんあるのですが、砕けて砂状になったものが多かったです。それでも収集しているタカラガイを2つ見つけてご満悦です。
真鶴の海はとてもきれいでした。そんなきれいな海ですが、干潮時に陸地となった岩場を歩いていると、ここでもたくさんのゴミに出会いました。飲みかけのペットボトル、食べかけのおつまみ、プラスチックなどなど・・・・・・。できる範囲内で回収しました。
海で健気に活動する多くの小動物を見た後にゴミを見てしまうと、何とも言えず申し訳ない気持ちになります。また親子で考えなければならない宿題が増えました。我が子にとっても自然について考えるきっかけになればよいなと思いました。
遠藤貝類博物館
海で遊んだ後は、ケープ真鶴2Fにある『遠藤貝類博物館』へ。インターネットで見てとても行きたかった場所なのです。こちらは個人の収集家である遠藤さんが真鶴町に寄贈した貝を展示したものなのですが、標本4500種、50000点所蔵しているというから驚きです。
開館時間 10:00~16:30(入館は16:00まで)
公式HP 有
料金 大人300円 子供150円
料金はJAFカードを提示すれば割引され、大人が100円引き、子供が50円引きになります。その他団体割引や営業時間等の変動など、詳細は公式HPにて確認してください。
相模湾の海の中を表現した展示は、貝やその他の生き物の海での様子がよくわかります。貝がたくさん展示されていることは勿論、貝の絵柄の切手や貝を使った工芸品も多数展示されていました。
また、貝で装飾した時計や、切手を貼って描いた大型の絵までと、展示品の種類の豊富さと遠藤さんの貝類への情熱の深さにとても感動しました。
最後は1Fの売店でお土産を買いました。真鶴以外でも買えそうな品ですが子供の思い出に。
おわりに
国道135号線上り方面は石橋ICまで渋滞しやすい道ですので、ご注意くださいね。
帰宅後、採取した貝類は子供と一緒に図鑑や絵本で名前を調べました!
貝やカニは種類が多いので何冊か図鑑があると便利です。我が家は海に行く頻度が高いので4冊あります。
そして、貝の中からヤドカリと子ガニが出てきてしまいました。離島で育った義母に聞いたところ、ヤドカリも茹でれば食べられるそうです(汗)。勇気のある方はお子様と食してみてください。