『代替肉(だいたいにく)』とは、食感や味を本物の肉に近づけた、たんぱく性の食品のことです。
この記事では、植物性原料(大豆等)から作られた『代替肉』を子供と一緒に食べてみた感想や、美味しく食べるために試してみた調理法などを掲載しています。
家畜が出す二酸化炭素や人口増加に伴う食糧危機問題から、最近TVなどでも『代替肉』を目にする機会が増えてきました。
美味しそうな代替肉の商品はたくさんありますが、”本当に肉と変わりなく美味しいものなのかな?”
そんな率直な疑問から、子供と一緒に食べてみました。
結論は、息子には少々不評・・・。
でも、調理法によっては気付かずに食べてしまうこともあるんです!
地球の未来のことも考えながら、改めて『食料』や『肉』のありがたみを、子供と共に感じるきっかけになりました。
代替肉の商品選び
インターネット通販を活用すると、豊富な種類の代替肉を手にすることが可能です。
植物性原料から作られた代替肉は、大きく分けると
- 味付けが薄く肉の代わりに料理に使用できるもの
- 完成された味がついていて、そのまま加熱して食卓に出せるもの
があります。
手軽に試すならば、味が完成された代替肉を試す方がよいと思います。
ただ、ネット通販の口コミを調べたところ、植物性独特の風味を消す為に”味が濃い”という意見が多かったので、私は肉の代わりに料理で使用するタイプの代替肉(ビーフ風味)を選んでみました。
今回購入した代替肉(楽天)>>
お好みに合った商品を検索してみてくださいね。
調理法で食べやすさが変わる!
今回私が使用した代替肉は、冷凍のまま180℃で2分油で揚げるか、オーブンで焼き色を付けてから調理するタイプでした。
(下味が少々付いていますが、基本的には自分で味付けする商品です。)
基本通りに調理した場合と、少し手抜きをして調理をした場合と両方試してみました。
いくつかの調理法と味の感想をご紹介しますので、良かったら参考にしてみてください。
◆デミグラスソースで煮込む~揚げないでそのまま煮る
揚げるのが少し面倒だったので、野菜に火が通ってきたころそのままスープに投入してみました。煮崩れはありませんでしたが、お豆の香りが漂っていました。恐らく大豆の匂いだと思いますが、苦手な人もいるかもしれません。
最後にデミグラスソースを入れて食べてみました。
食感は、柔らかめのハンバーグという感じです。
味は決してまずくはありませんが、どことなく独特な香りがするので、食べているうちに少し飽きてきました。
商品の表示通り、揚げたり焼いたりしてから調理した方が良さそうです。
◆素揚げ
やっぱり基本に忠実にということで、2回目は素揚げをしてみました。
私はそのまま食べても香ばしくいただけました。ただ、”肉の味であるか?”と問われると何かが少し違う感じがしました。香りが気になる方はケチャップなどを付けたら食べやすくなると思いました。
◆ミートソースのパスタ~素揚げをトッピング
素揚げした代替肉をミートソースパスタにトッピングしてみました。
息子は気が付かずに食べ始めました。気にしなければ肉だと思うかもしれません。
ただ、後味が少し肉と違うせいか、「もしかして代替肉だった?」と、食後に子供から言われました。
直接煮るよりは、揚げて香ばしくした方が美味しくいただけると思います。
◆カレー~野菜と一緒に炒める
揚げた方が美味しいとわかっても、やっぱり少しでも楽に使いたいと思い、カレーライスを作ってみました。
野菜を油で炒める時に代替肉も一緒に炒めました。
カレーと代替肉の相性が良かったのかもしれませんが、誰も代替肉の存在に気が付きませんでした。
子供は第一印象が大事!
代替肉を初めて食べる時は、本物の肉も入れて代替肉は少し混ぜる程度からスタートしてみるとよい気がしました。
我が家は一発目で失敗して、一度警戒されてしまいました(笑)。
まとめ~家族の率直な感想
代替肉は、小学生の息子を唸らせる程の味ではありませんでした。
肉好きで大食漢の男子は、なかなかに手強いです・・・。
しかし、調理法次第で気が付かずに食べてくれることもあったので、ご家庭の味に合わせて工夫してみると良さそうです。
代替肉を食べた大人の感想は、
- 思ったよりも食感が肉に近かった。
- 一口目は、まあまあ肉らしい味だと感じたが、たくさん食べると違いが目立ってきた。
- 肉特有のジューシーさは味わいにくい。
- 大豆など植物特有の香りが気になる人もいると思うので、匂いに敏感な人は味付けや調理法に工夫が必要である。
現状では代替肉の価格は高いです。
毎日食卓にあがるものではないかもしれません。
それでも、まずは美味しいかどうか試してみることや、なぜ今代替肉が注目されているのかを考えてみることが、子供にとって大きな一歩になると感じました。
未来を担う子供達が、何を選択してどう生きていくか、自分で考える力を育んでほしいなと思いました。