作文・日記・読書感想文が苦手な子供の理由別克服法

作文・日記・読書感想文が苦手な子供の理由別克服法 ◆学習(小学~)

 
我が子は、作文を書こうとすると全く鉛筆が動かない、書くこと自体を断固拒絶するちょっと困った小学生です。

この記事は、作文や夏休みの読書感想文、日記の宿題などに
本当に困っている子供(主に小学生・中学生)に向けて、

なぜ文章を書けないのか。
親に何ができるのか。
書くことってどんなことなのか。

などについて書いています。我が子の変化や療育経験を交えつつ、
文章を書けない理由を探り、克服法としてまとめました。

書くことって、そんなに
こわくないんだよ!

ということが一人でも多くのお子様に伝われば良いなと思っています。
 

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理由1:言葉

特に小学校低学年の子供の場合には、言葉の発達に差が生じやすいです。普段の話し方はどのような様子なのかをよく観察し、その子に合った対応を探しましょう。
 

話し言葉

息子は幼稚園時代から、言葉で気持ちや状況を伝えることが苦手でした。

小学校に入学して間もない頃は、学校での様子を聞いても、まず主語がない!
子供の頭の中では、当たり前のように主語があるのでしょうが、きちんと言葉にしないと相手に伝わらない事が理解できない様子でした。

このような子供の場合には、やはりよく言われているような5W1Hを教える必要がどうしても出てきます。

いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように ですね。
 

作文・日記・読書感想文が苦手な子供の理由別克服法 5W1H

 
一部の例外(発達障害などの特性による例外)を除いては、

書く前にまず、話す訓練 が必要だと息子から学びました。

具体的には、夕食の時などに今日学校で何があったかを質問をし続けました。誰のこと?なぜ?と質問しながら、不足している情報を一つずつ拾っていきます。

息子も半年くらいでコツを掴み、現在は話すことがだいぶ上達しました。

しかし、作文を書く上の注意点があります。
それは、子供に5W1Hばかり指導していると、いつも驚くほど似たような文章になってしまうことです。
 

題:つり

今日、ぼくはお父さんとつりに行きました。いっぱいつれて楽しかったです。また行きたいです。

 
良くできて、こんな文章になります。この定型文からはなかなか抜け出せない・・・・・・。

5W1Hの指導は、話が伝わりやすくなりますが、その子らしさが薄れて単調な文になります。解決方法はまた後述します。
 

【関連記事】実践編

【作文ドリル】作文が苦手な我が子に本当に役立った本~苦手な理由の考察も
現在小学4年生の息子は、小学校入学以来ずっと作文が苦手です。 例えば、現在このような状況です。 日記の宿題を2、3行書くのに2時間かかってしまうことがある。 作文の授業で丸1時間かけても一文字も書き出せないことがある。 作文のために放課後居...

 

語彙の問題

 
うちの子が小学校で覚えてきた言葉のランキング1位は、ズバリ『やばい』です。

何かにつけて『やばい』なのです。しかも『やばい』にも何だか豊富なバリエーションがあるようす・・・・・・。

語彙の少なさに対して、よくある指導方法が『言葉の言い換え』です。
 
しかし、うちの子は言い換え言葉を教えても、殆ど
聞いていないのです。

だいたい「あ~そうね。」か「ふ~ん。それで今日ね・・・。」と別の話題に。

「『やばい』という言葉はね、素晴らしいという意味もあれば、とても悪いという意味もあって、そればかり使っていたら相手に伝わらないよ。」と話しました。しかし、

「じゃ、学校では使うけど家ではやめとくね!!」と笑顔で返答されてしまい、母は惨敗。

手強い児童には、この手はあまり通用しません。
とはいえ、表現をしていく上で語彙を増やすことは必須条件ですよね。

そこで、我が家では具体的に次の2つ対策をとることにしました。
 

その1 音からのインプット

最終的には音読が大切だと考えています。
しかし、語彙が少ない子供は読み書き能力の発達がゆっくりな場合もあると思うのです。ですから、まず音読の前に耳から言葉を入れる。

つまり、言葉のシャワーを浴びさせるのです。

筑摩書房の『できる子に育つ魔法の読み聞かせ』には次のような記載があります。
 

常にそばにいる大人が話しかけてあげることから、言葉の習得が始まるのです。いたってシンプルな話なのです。読み聞かせを通して子どもの脳に言葉の音がたまっていきます。

 
読み聞かせは王道ですよね。
 
読み聞かせの良いところは、親子の心の交流ができる点と、本人がまだ読めない実学年よりも上の本に触れられる点だと思っています。
 

作文・日記・読書感想文が苦手な子供の理由別克服法ー読み聞かせをする親子


しかしながら、忙しい方はなかなか時間がとれないのも事実。
そんな時の私のお薦めは、NHKのTV番組 です。

  • ニュースを見る。
  • できれば、アナウンサーがナレーションしている正しい日本語を使った子供番組を見る。

ことです。
 
生物が大好きな息子はNHKの『ダーウィンが来た!』という番組を幼児の頃から見ているため、時々驚くほど大人びた言葉を話すことがあります。親も使いこなしていない言葉だと、本当にびっくり&たじたじです。
 

その2 お友達の作文を読んでみる

あまのじゃくの我が子は、親が「こう書いてみたらどうかな?」と言ったって素直には聞き入れてくれません。しかし、

何だか、面白そうだな!

と思ったことには前のめりで取り組みます。
その習性!?を利用して、友達の書いている作文や日記や読書感想文を読んでみることにしました。

小学校 児童文集です。
 

作文・日記・読書感想文が苦手な子供の理由別克服法ーお友達の文を参考にする

 
お住いの市町村によって異なるかもしれませんが、私の住んでいる地域では市の教育委員会が1冊500円で販売しており、学校経由で申し込みできました。低学年・中学年・高学年と三冊に分かれていて、どの学年の文集も購入可能でしたよ。

児童文集は、プロの作家が書いた本に比べると語彙が豊富ではありませんが、何よりも同年代の子供が書いた子供らしい感性にあふれていてとてもお薦めです。そして結構笑えます。

更に息子は、クラスの子の作品が掲載されていたり、自分の小学校の名前が出るたびに喜んだりして、結構、刺激を受けたようです!

児童文集を一緒に読みながら、私が赤鉛筆で
「この子のこの表現いいねー。」とか
「この説明は、その場の雰囲気がよく伝わってわかりやすいね!」
などと言いながら、赤線を引いていきます。
 

直接息子を指導するよりも、他人の文の良い点を褒めるほうが素直に受け入れてくれました。そして我が子の文をいちいち否定する必要もないので、親も子供もハッピーでいられます。

 
そうこうしているうちに、次第に赤鉛筆を私から取り上げて、息子自身がお友達の文章の良い点に赤線を引くようになったのです。

「ここいいね!」
「釣った魚を刺身にするなんて羨ましいな。お母さん、フライばかりじゃなくて僕が釣ったのも刺身にしてよ!」といった具合です。
こうなれば、してやったりですね!
 

児童文集がない方は、夏休みなどに公募されている作文や読書感想文のコンクール受賞作品を読むのもお薦めですよ。我が家で購読している読売KODOMO新聞にも年に何度か作文や読書感想文のコンクール受賞作品が掲載されます。
 

理由2:脳の情報処理

この章では、主に発達障害の子供、あるいは発達に偏りがある子供(グレーゾーン)のケースについて書いています。もし、少しだけ該当しそうだなと思う項目があれば読んでみてください。

因みに我が子は、発達に偏りがあり(ADHDやDCD傾向)、幼稚園時代には療育に通っていました。
 

記憶の整理

夏休みの絵日記や作文や読書感想文は息子にとっては苦行以外の何物でもありません。幸い我が子の通う小学校では任意提出でしたが、毎週金曜日に必ず出される日記の宿題には、親子共々苦しみました。

とにかく、ボロボロ涙を流すほど苦手なのです。

まず、何がそんなに嫌なのか?
あった出来事をまとめてみて、それを書けばよいのでは?

当初私の頭の中が『?』でいっぱいでした。
どうやらこういうことらしいのです。

  • 1時間前の出来事すら記憶が曖昧。
  • 何を書いていいのかわからない。

 
書くという苦手な子供は、書かなければならないというステップが1つ入っただけで、記憶は混乱してバラバラになってしまうようでした。こんな状態で、花丸の付く作文を求めても無理にきまっていますよね。

そこで、おおげさな反応が大好きな息子に、

「え!?それで、それで?」
「そんなバカな!!」
「理由を知りたい、なぜ?なぜ?気になる~。」

と言いながら、親が必死に記憶を掘り起こしました。
忘れないようにすかさずメモをとっておき、そのメモを元に一行だけでも書いてみよう!と励まします。
 

 

きちんと書けるようになることは二の次です。
楽しく話してくれたことが大きな大きな一歩!

これが、私達親子が散々失敗をして辿りついた結論です。

そして一行でも書けたら、どこがが良かったか具体的に子供に伝えます。
とにかく一つでも良い点をひねり出してくださいね。これが実は結構大変ですよ(笑)。
 

複数タスクの同時処理

起こった出来事を話せるからといって、作文や日記や読書感想文が書けとは限りません。実際、我が子も、あんなにイキイキ話してくれたのになぜ書けないの?ということが多々ありました。

発達障害や発達に偏りのある子供の場合には、一度にいくつかのことを行うことが苦手な傾向があります。以前通っていた療育でも、同様の指摘を受けました。

息子を見ていると、どうやら書くということは、色々なことを同時にしないとならない複雑な作業であり、書こう書こうと思うと頭の中もぐちゃぐちゃになって混乱してしまうらしいのです。

話せるなら書けるはずだと親が思ってしまうと、過去の私のように「どうしてできないの?」と子供を責めてしまうことに繋がりかねません。
 

作文・日記・読書感想文が苦手な子供の理由別克服法ー困っている子どもー脳の情報処理

 
先生も先生以外の方にも、知ってほしいと思いました。
どうして書けないのかすらわからず、途方にくれる子供がいることを。

そんな時は、一行の日記から始めてみてもよいのではないでしょうか。

明治図書『クラス全員が喜んで書く日記指導』という本の中で、著者で小学校教師でもある森川正樹さんは、一行しか日記を書いてこない子供の日記も、面白おかしくクラスの皆に紹介していると言っています。そして短すぎてクラスが大爆笑!
「しんどかった」の一行しか書かない子供にも、ちゃんと主役になれる場面を用意しています。

そして次のように語っています。

「日記紹介」はあくまでも楽しく、快適な時間でなくてはなりません。できない子を指摘する場では決してないのです。だから、一行だけ書いてきた子も「何だかおれ主人公やなあ。」という空気の中で紹介されます。紹介の最後に「次回はもう少し長く書いてね。」と付け足せば良いのです。

 

楽しさを知れば、きっと少しずつ長く書けるようになるのではないでしょうか。
こんな先生いないかな・・・・・・。

居ないなら、親がなるしか無さそうです。

 

読み書きの苦手さ

元々読み書きが苦手な子供や学習障害の一種である発達性読み書き障害(ディスレクシア)の子供にとっては、作文は苦痛を伴うものになるでしょう。

我が子も読み書きがとても苦手で現在大変苦労しています。支援方法に関しては別途記事を書いていますので、そちらをご覧ください。
 

読み書きが苦手な子や発達性読み書き障害の支援~『読むトレGo!』で学び直し
我が子は小学1年生が終わろうとしている今でも、ひらがなの読み書きを間違えます。音読も苦手で、いつもどこかで読み間違えをしてしまします。 子どもの様子を不安に感じていた時、本屋で『読むトレGO!』という発達性読み書き障害(ディスレクシア)用の...

 

理由3:メンタル面

子供が意欲的に作文に取り組めないのはなぜなのか?
メンタル面について原因別に見ていきます。
 

自己肯定感

子供の心の中に、

  • 上手く書かなければ。
  • 恥ずかしくて書けない。
  • どうせ書けるはずがない。

というような、マイナスの感情があると伸び伸び書くどころか、文章を書いてみようという気持ちにすらなれません。子供の中に自分を信じる力『自己肯定感』が育っている必要があるのです。

私はこれまで、教育の場や療育の場で、親としての改善点を何度か指摘されてきました。子供の自己肯定感を育てるには、子供を否定せずありのままを受け入れることが大切だというのは、正しい指摘だと思います。

一方で、何か胸の内にモヤモヤした感情が生まれてしまいます。
親だって、失敗します。子供をダメにしようと思って、子供に厳しくしているわけではないのです。

親にも自己肯定感が必要です。

発達に偏りがあり、何をやるにも周囲の子より1~2年遅れているような子供を育てている中で、心穏やかではいられない日もあることを、ありのまま受け入れてくれる親のための居場所はないのでしょうか。

例え子供への対応を間違えても、誰かに共感してもらえただけで心が救われ、方向修正できる親達がたくさんいるのではないでしょうか。

欲しいのは、単に専門的なだけではなく、
親の気持ちに寄り添ったアドバイスだと思います。
 

子育ては親にも支援や希望が必要

 
何才までに○○ではなく、何才からでも子供は変われるんです。
変わりました、息子も。

そして親も、希望さえあれば何才からでも方向修正できるはずです。
私も日々勉強中です。

子供 両者にとっての
心 の 支 え が必要だと思います。
 

気持ちのコントロール

気持ちのコントロールが苦手な子

 
発達に偏り(ADHD傾向)があり、幼い頃から苦手が多い息子は、気持ちのコントロールが大の苦手です。

  • 見通しが立たないことは不安で、イライラしてしまいます。
  • やりたいことは今すぐにでもやりたいけれど、やりたくないことは断固拒否します。

 
日記や作文の宿題なんて、当初は机に向かうことすら拒否していました。(今は少々改善傾向)
このような事情は療育では大いに理解してもらえましたが、学校では理解されないと思っていた方がよいと思います。

幼児期と違い、学校生活では感情のコントロールがとても重要になってきます。何も対策をしなければ、いつまでたっても問題児扱いのままになり、自己肯定感の低下にも繋がりかねません。

私がこれまでに実践してきた家庭での対策は主に2つ。

  1. 一行の日記でよいなどハードルを下げ、見通しが立つ状況をつくる。
  2. 楽しく取り組める方法を考える。

です。
 

どんな気持ちで書いている?

作文が苦手な子は、憂鬱な気持ちでいるに違いありません。
しかし、偉人の多くが言っているのは、

楽しみながら学ぶ

のがベストだということです。
エジソンも、ノーベル賞を受賞している科学者の方々も・・・・・・。

我が家では、例えば日記を書く時こんなことをします。一例としてご紹介しますね。

どんなことがあったか私が子供にインタビューします。次に私が、その内容を元にして想像や脚色やダジャレなどをごちゃ混ぜにした作文を見本として書きます

そうすると、息子は黙っていられなくなってしまい、
 

「何そのダジャレ、ちーん(つまらないという意味)。」

「違う違う、それは間違ってるから!」

 
事実と違っているのは、息子の説明が不足している場合が多いので、説明をきちんとしないと相手に伝わらないと教える場にもなっています。時にはこんなことも。
 

「もう、僕ならこう書くねー。」

 
それこそ、待っていた言葉ですよね(涙)。ながーいながい道のりです。
 

作文とは心が自然と言葉になって現れたもの。

 
小学館の『文章力!子どもがよろこぶ作文指導』の著者は、文章を書く行為についてこのように述べています。
 

チューブの蓋を取ってそっと横にすると、ニュルニュルとチューブの中身がひとりでに容器の外に流れ出てくるように書くものなのです。(中略)それが、その子の独自の言葉であり表現になります。

 
楽しさを教えてあげることが、とても大切だと思います。
 

また、明治図書の『クラス全員が喜んで書く日記指導』は、楽しく文章が書ける具体的な方法が満載で、困っている保護者の方は一度読んでみると参考になる本だと思います。

この本の中で、文章を書くポイントとして次のような記載がありました。
 

にせものでも書ける内容はあかん。

 

作文は自分だけの表現で、偽者には書けない内容を書く。

 
「こう書いた方がいい。」とか「もっと違う表現ないの?」といちいち指摘するより、自分にしかわからない事実や気持ちを書くことの大切さを説く、ユニークな言葉だと思いませんか?
 

【音読にも・作文にも役立った本】『語彙力図鑑』~学校の先生に教えてもらいました!
息子が小学4年生の時の担任の先生から、音読にお薦めの本として興味深い本を教えてもらいました。 齋藤孝先生の『12歳までに知っておきたい語彙力図鑑』という本です。 作文が大の苦手である息子の文章には、とにかく『楽しかった』『面白かった』などの...

 

親の姿勢

親が子供にしてあげられることを、まとめてみます。
 

心の開放

 
言葉は生き物です。心の表出です。
子どもらしい感性がそのまま言葉になるのが、作文や日記や読書感想文だと思います。

言葉を紡げと無理に強制するのではなく、チューブから中身が自然に出るように、

心の扉を開放してあげるのが親の役目ではないでしょうか。

子どもが楽しくなって語らずにはいられなくなる状況を、作り出してあげたいと思いました。
たんぽぽの綿毛が風で自然に舞い上がっていくように!
 

待つこと

最後まで読んでくださった方はきっと、作文が苦手な我が子の状況に本当に困っている方だと思います。

多くの専門家が言っています。

大切なのは、
信じて待つことであると。

待つことは不安なことでもあります。私もとても不安です。
でも、我が子を温かく見守りながら待ってあげることが、親の最大の役目なのかもしれません。(と日々自分に言い聞かせています。)

最後に専門家の方々の言葉をあなたに贈ります。
長い文章を読んでくださり、ありがとうございました。
 

真の意味の自律性、自主性や主体性、自発性は、待っていてやるなかで育ちます。

福音館書店 佐々木正美著 はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに

待つこと、信じて待ってやることです。

小学館 浜文子著 文章力!子どもがよろこぶ作文指導

親は「紆余曲折は想定の範囲内よ!」と、どーんとかまえていただきたい。親が信じてくれていれば、子どもは立ち直ります。立ち直って、自分の道を歩んでいけるはずなのです。

主婦の友社 松永暢史著 ズバ抜けた問題児の伸ばし方

 

参考文献

1明治図書 森川正樹著 クラス全員が喜んで書く日記指導

小学校教諭である著者が、教育の場で実践してきた楽しく文章を書く具体的な工夫が満載の本です。苦手な子だけではなく、得意な子が更にやる気になる工夫まで、全ての子供に応用できる内容だと思います。

 
2筑摩書房 ジム・トレリース著 できる子に育つ魔法の読み聞かせ

読み聞かせで得られるものの大きさに驚かされます。耳からの言葉のインプットに重要性を感じている方には特におすすめの本です。

 
福音館書店 佐々木正美著 はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもに

息子が通っていた幼稚園の園長先生が、悩める保護者の私に薦めてくれた本です。作文とは直接関係ありませんが、親子関係の重要性について児童精神科医として大変有名な佐々木正美先生が書いたものです。保護者と子供に向けた温かなまなざしが心に響きました。

 
小学館 浜文子著 文章力!子どもがよろこぶ作文指導

長年、作文教室で指導してきた著者が、子供のあるがままの内面を引き出す方法について書いています。子供達の作文例もたくさん読むことができます。この本の記事も書いていますので、良かったらこちらも読んでみてください。

 
主婦の友社 松永暢史著 ズバ抜けた問題児の伸ばし方

長年勉強指導・受験指導・教育相談などをしてきた著者が、自身もADHDであると気が付き、特性をプラスに捉えて子どもの個性を伸ばす方法を説いています。作文指導というよりは、勉強を含めた能力全般についての内容です。この本の記事も書いていますので、良かったらこちらも読んでみてください。

【本レビュー】ADHDタイプの子どもの接し方・育て方の参考になった本
うちの子は、小さい頃からADHDの傾向があります。本当に発達障害なのか診断はしていません。これまで、そのことで周囲に謝ったり、先生から呼び出されたり、療育に通ったり、ペアレントトレーニングに参加したりしてきました。 だから、ADHDや発達障...