家で暇な時はゲーム、友達と遊ぶ時もゲーム。
小学生に入ってから、ゲームが最大の楽しみになった小学三年生の息子がいます。
家の玩具で遊ぶ機会も少しずつ減ってくる年齢なのかもしれません。
そんな息子でも、休日で暇な時間がある時に、思い出したかのように引っ張り出してきて、2時間、3時間、長ければ半日、一日と集中して遊ぶ玩具があります。
それが、木の積み木でできたスイス生まれの、キュボロ ジュニア(CUBORO JUNIOR)という知育玩具です。幼稚園時代に購入したので、かれこれ4年程経過していますが、遊ぶたびに新しいコースを作って毎回新鮮な気持ちで楽しめる数少ない玩具です。
4年経ってもこれだけ集中できるものなのかと息子の様子に驚かされたので、特徴や普段どのように遊んでいるのかなどをお伝えしていきます。
決して安くはないのですが、子供の思考力・想像力・集中力を養うだけでなく、孫の代まで長く使えるようなしっかりとした良質の知育玩具だと思います。
キュボロ ジュニア(旧クゴリーノ)の概要
キュボロ スタンダード(CUBORO STANDARD)は一辺5cmの立方体の積み木に穴やレールを彫り込んであるもので、将棋界の藤井藤井聡太さんも使っていたと言われています。
キュボロ スタンダードだけでも十分遊ぶことができますが、ビー玉が積み木の内部を通過する割合が高く、ビー玉が今どこにいるのか、どこで動かなくなってしまったのかが初心者にはわかりにくく、かなりの思考力・集中力が必要となります。
このキュボロ スタンダードに長短様々なレールなどを組み合わせたものが、キュボロジュニア(CUBORO JUNIOR)で、ビー玉の軌道がわかりやすい分初心者向けだと私は思います。
子供の遊びの様子~自分だけのコース設計
難しいコースでなくてもよいと思います。
自分だけのコースを考えて、上手くいかない場所があれば、家にあるもので工夫して解決することができれば、どんな子供も立派なコース設計者になれますよ。
息子の作り方は、ちょっと独特です。長いコースより、たくさんのコースを作るのがお気に入り。
口出しせずに自由に考えさせた方が面白いコースができるので、それはそれで息子の想像力を楽しんでいます。(どんな出来ばえでも、子供本人は最高のコースだと思っていますので。)
今回は、2時間くらい付け足したり修正したりしながら改造をしていました。
子供の集中力ってすごいですよね。
作り終わると、呼ばれてコース説明が始まります・・・。
今回は6コースも作ったんだよ!見て見て!
ゴールに『犬』が立ちはだかることもしばしば・・・。
◆1コース目
最初はシンプルに、こんなコースです。
◆2コース目
スタート用の積み木が足りない時も、自分で考えて解決していました。
◆3コース目
勢いあまってコースアウトする悩みを、箱で解決!
ゴールも足りなかったので、斜めのブロックでビー玉を止める仕様だそうです。
◆4コース目
次は、あえて反対方向にビー玉を転がしてから、傾斜を利用して方向転換するコースです。
その先もちょっと工夫したそうです。
「こうしなければならない」という決まりがないのも、クゴリーノの良いところだと思います。
◆5コース目
どんどんコースを追加していくのが、息子流。
同時に2つのコースにビー玉を入れて競争したり、動画で撮影して楽しんだりしています。
◆6コース目
最後はこんなコース。
途中で2回ストンと落下して別のコースに移動しながらゴールします。
最初は何を購入すれば良いのか?悩むと思います
最初は何を購入すれば良いか結構悩むと思います。
我が家もそうでした。値段が値段なだけに、かなり慎重に検討しました。
まずは、スタンダードにするかジュニア(旧クゴリーノ)にするかですよね。
同じシリーズものと言えど、使い勝手は結構違うんですよ。
そして、どちらにするか選んでも、セット内容によって商品がいくつかあるので、「うーん、どうしよう・・・。」となってしまいます。
ですから、スタンダードとジュニア(旧クゴリーノ)のそれぞれの特徴を説明した上、それぞれどのセットを最初に購入したら良いかという点をまとめてみたいと思います。
キュボロ スタンダード(CUBORO STANDARD)の特徴
対象年齢は5歳からですが、実は結構難しいです。大人の私も苦戦する時があります。
でもその分、とても作り甲斐があるのが、キュボロ スタンダード(CUBORO STANDARD)の魅力です。
穴や溝の掘ってある一辺5cmの立方体キューブだけで、ビー玉転がしをつくる商品です。
私も大好きな静岡県にある百町森さんという素敵なおもちゃ屋さんのYouTubeを是非参考にしてみてくださいね。
(余談ですが、このお店は店内を歩いているだけでわくわくしますよ。素敵な絵本も豊富です。静岡に行く機会があれば是非!)
- キューブの内部を通過するビー玉の動きを予測する必要がある。
- 予測が難しいからこそ、思考力や想像力を鍛えたい人に最適である。
- 予測して作ったつもりでも、実際ビー玉を転がすと予測不能な動きをしているように見えて楽しさが広がる。
などの特徴があります。
キュボロ スタンダード(CUBORO STANDARD)は
スタンダード16
スタンダード32
スタンダード50
の3シリーズがありますが、私は、真ん中のスタンダード32をお薦めします。
16では物足りない気がするので、32を使ってみて楽しくなったら買い足す形がよいかなと思います。
挫折しないために、組み立て方の例が掲載されたバインダーもお薦めです。
結構難しいんですよ、キュボロ スタンダード(CUBORO STANDARD)は。「えっ、そっちからビー玉出てくるの??」という感じなんですよね・・・。
キュボロ ジュニア(CUBORO JUNIOR)の特徴
(旧クゴリーノの特徴)
対象年齢は3歳からで、キュボロ スタンダード(CUBORO STANDARD)よりも作りやすいです。それは、スタンダードに入っているような立方体のキューブ以外にもレールなど他の積み木がセットになっているからです。
ビー玉は高い場所から低い場所へ転がるため、最初は高低差を作ることに少し戸惑うかもしれませんが、慣れればそれほど難しくないと思います。
3歳から作れるかどうかは不明ですが、我が子は5歳の時には問題なく使うことができました。小学3年生の今も現役の知育玩具です。
まずはスターターセットの購入をして、徐々に買い足すのが私のお薦めです。我が家も買い足していますよ。
今後、キュボロの他のシリーズと組み合わせて使うことも可能です。
まとめ
息子を見ていて感じた、キュボロ ジュニア(旧クゴリーノ)の効果についてまとめてみます。
- 毎日使うわけではないが、4年経った今も現役の知育玩具で、一度遊び始めると何時間も試行錯誤をしていることが多い。
⇒思考力や集中力が養われると思った。
⇒ゲームや動画ばかり見ている子供にとっては、アナログの玩具を使って遊ぶ機会が増えてよいと思う。
- 足りないものは家にあるものでどうにか代用したり、うまくいかない理由を考えたりしている。
⇒思考力・想像力が養われると思った。
- 自分だけのコースを作ることを心から楽しんでいる。
⇒想像力が養われると思った。
- ちょっとした積み木のズレでビー玉が動かなくなるため、注意しながら作業する必要がある。
⇒手先が不器用な我が子は、手先の訓練にもなっていると思う。
皆に「すごいね!」と言われる大作を作らなくても大丈夫です。
試行錯誤を繰り返しながら熱中した時間が、きっと将来何かの役に立つはず。
そんな知育玩具だと思います。