マリンワールド海の中道は、九州・福岡県にある大きくて立派な水族館です。
そして、ただ大きくて立派なだけではなく、生き物たちを通して楽しみながら学べる場所でもあると感じました。
この記事では、実際に見た生き物たちの様子に加えて、私達親子が調べたこと・感じたこと・知っていることも掲載しました。
例えば、全国の水族館にいるラッコは、現在たったの3頭だけなのです。
三重県の鳥羽水族館に2頭、福岡県のマリンワールド海の中道に1頭だけです。しかも鳥羽水族館にいる1頭はマリンワールドのラッコの妹なのだそうです。
3頭とも、若くないので繁殖もほぼ不可能であり、輸入も規制されています。そしてラッコは、絶滅危惧種でもあります。
状況は日々変わっていくので、この記事に掲載した生き物がいつまでもマリンワールド海の中道にいるとは限りません。
生き物たちについて色々調べてみると、何かしら子供の学びにつながるのではないかと思います。
ラッコや他の生き物たちを通して、「どうすれば豊かな海とそこに暮らす生き物たちを守っていけるのか」と、子供たちが考えるきかっけになるかもしれません。
長崎県にある水族館↓
人気者たち!~ショー&体験
福岡県「マリンワールド海の中道」は、こんなところです。
ショーのスケジュールや内容は、曜日や時期によって異なります。
時間などは、マリンワールド海の中道公式HPよりご確認ください。
マリンワールド海の中道公式HP(外部リンク)>>
ラッコの食事タイム! ~かわいい姿が見られるうちに!
上手く撮影できれば、こんなにかわいいラッコさん。
でも、ラッコは思いのほか泳ぐのが速く・・・。
外洋大水槽! ~水槽だけじゃなく色々BIGです!
外洋大水槽では、黒潮が流れる九州南部の温暖な海を再現しているそうです。
シロワニは、結構大きくて顔も怖いサメですが、ショーではこんなこともしてくれますよ。
実は、シロワニは比較的おとなしく少食なサメなのだそうです。そうは言われてもやっぱり恐ろしい・・・。
マダラトビエイにも、この通り。エイも毒のとげがあるのに、ダイバーさん、すごいですね!
そして、最後はマイワシ!
その名も「イワシタイフーン」。エサをまくと・・・
イルカ・アシカショー! ~こんな子も大暴れ!
イルカやアシカのショーもありますよ!
イルカに混じってこんな子も頑張っています!
コビレゴンドウというイルカより一回り以上大きいクジラの仲間です。
大きいだけに、水しぶきが豪快!
スナメリトーク! ~シロイルカ(ベルーガ)じゃないよ、九州にもいるよ!
スナメリとは、シロイルカ(ベルーガ)を小さくしたようなかわいい小型のイルカです。海岸に近い浅い海を好むので福岡の近海でも見られるそうです。
とても人懐っこいそうですよ!
実は、スナメリは絶滅危惧種です。
瀬戸内海や、三河湾、伊勢湾、東京湾などにも生息しているそうです。
ずいぶん昔ですが、三重県の鳥羽水族館でスナメリを見かけ、そのかわいさに感動した記憶があります。とってもかわいいスナメリさんです。
かいじゅうアイランド! ~こんなにも身近に!
海の獣と書いて、『かいじゅう』です。
かいじゅうアイランドでは、イルカやアシカやアザラシなどをとても身近で観察することができます!
まず、マリンワールド海の中道と言えば、コレ!
水中にガラス張りの部屋がある感じですよ。その名も「うみなかCUBE」。
もし、部屋の中央にある円筒状の通路をアザラシたちが通過してくれたら、最高にラッキーですね!!
今回は残念ながら、筒の中は通ってくれませんでした。
でも、側面からはかいじゅうたちが泳ぎ回る姿をバッチリ観察できます!
イルカだって、そばまで来てくれます!
子供がとても喜んだのは、アシカやアザラシへのエサやりです。
その場でエサを買えば、すぐにあげられますよ。
いろんな所で、かいじゅうたちが待ち構えております。
かいじゅうアイランドには、かわいペンギンたちもたくさんいますよ!
マリンワールド海の中道にいるペンギンは、ケープペンギンという絶滅危惧種のペンギンです。
ケープペンギンはフンボルトペンギンに似ていますが、模様などの特徴が少し異なります。また、唯一アフリカ大陸に生息するペンギンでもあります。
もっと知ろう!楽しもう!~九州のこと・海のこと
恐らくほとんどの水族館には、地元ならではの生き物たちの展示があると思います。
もしかしたら、地味な生き物ばかりかもしれません。それでも、地元ならではの生き物を見てみると何かしらの発見があっておもしろいですよ!
まずは、近海の海から!
カブトガニがいるんですね!
因みに、日本では瀬戸内海の一部と九州北部の一部にしか生息していないそうですよ。
九州のクラゲからは、こちら。
毒性は強くても、やっぱり神秘的です。
ありふれた生き物も、解説のプレートを読むと「へ~!」と驚く情報が書いてあることも多いです。(時間のない方は写真を撮って家で見てもOK!)
九州水の森では、海につながる九州の山や川にいる生き物を展示しています。両生類や爬虫類もいましたよ!
九州の深海コーナーでは、生きた深海生物の他、たくさんの標本を見ることができますよ。
ほねのおとでは、骨についての解説も見ながら楽しく学ぶことができます。
メガマウスザメの標本もありました!
メガマウスザメは、その名の通り大きな口が特徴で、古代から生息しているまだ謎の多いサメなんです。標本だとちょっと怖く感じるかもしれませんが、なかなか見られない貴重なサメだと思います。
表層から深海の入り口付近(水深200m程度)に生息しているとされています。
顔は怖いというよりは愛嬌があってユニークなので、結構人気があるのではないかと思います。
(※サメ好きの我が子からの情報)
レストラン&お土産
ショープールのイルカを見ながら食事ができるレストランもありますよ。
メニューも豊富で、ペンギンやイルカのかわいいメニューもありました!
お土産は、シーフォレストで買いました。
参考文献
- 小学館の図鑑NEO 動物、鳥、魚(小学館)
- 美しい捕食者 サメ図鑑(実業之日本社)