広島県の宮島にある『宮島水族館みやじマリン』は、宮島観光の一環として楽しめる水族館です。
宮島へフェリーで移動し、そこからは徒歩で行くことができます。
大規模水族館ではありませんが、宮島周辺の自然について学びながら、ここにしかない展示も楽しめる水族館でした。
イベントに参加したり、一つ一つの生き物をじっくり観察すると、より楽しめると思います。
この記事では、宮島水族館みやじマリンに行った感想などをご紹介していきます。
瀬戸内海の宮島らしい生き物!
★カキ ~ 一押し!
瀬戸内海はプランクトンが豊富で波が穏やかなので、牡蠣の養殖が盛んです。
牡蠣養殖用の「カキいかだ」をじっくり観察できるのは、宮島水族館ならではだと思いました!
上の階から見ても長いのですが、下の階に降りて見てみて更に驚き!
想像以上に長くて息子も驚いていました。こんな風に養殖されていたんですね。
展示の説明によると、牡蠣は海水のプランクトンをこし取って食べているので、海水をキレイにしているのだそうです。牡蠣1個がキレイにしている海水の量は、なんと1時間に10リットルにもなるそうです!
★アナゴ
宮島を歩いていると、「あなごめし」や「あなご竹輪」のお店がたくさんあります。
宮島水族館にもいるかな?と思って探したら、やっぱりいました!
しかも、何だかとっても可愛かったです!
「あなご」が宮島近海で有名になったことは、実は「牡蠣の養殖」と関係があるそうです。
牡蠣いかだの下に溜まる栄養豊富な牡蠣の排泄物を食べに甲殻類などが集まり、それを食べにアナゴが集まるのだそうです。美味しいアナゴが育つわけですね。
★カブトガニ
カブトガニは、瀬戸内海一帯や北九州の一部に生息しているので、関東に住んでいる私達家族にとっては、会えて嬉しい生き物です。生きた化石とも言われていますしね。
元気に動いている姿を間近で見ることができました!
★干潟の生き物
厳島神社の大鳥居周辺の干潟を再現した水槽もありました。
干潮時にタイミングが合えば、実際に大鳥居の干潟に行ってみると楽しいと思います。
私達家族が訪れたのは12月の真冬だった為か、大鳥居周辺では貝くらいしか見つけることができませんでした。もっと暖かい時期であれば、多くの生き物に会えるかもしれませんので、機会があれば是非観察しに行ってみてください。
★スナメリ
スナメリは、小型のクジラの仲間(イルカの仲間)で、シロイルカを小さくしたような見た目をしています。
私は、三重の鳥羽水族館で初めて見て以来スナメリの大ファンなのですが、ここ瀬戸内海にも生息しているそうです。
動きが速くて上手く撮影できませんでしたが、正面から見た顔が微笑んでいるように見えてとても可愛いかったです。
ほ乳類もカワイイ!
★カワウソ
仕草も顔もとってもキュートで、くぎ付けになりました。
お食事タイムやふれあいタイムなどもありますので、時間が合えば是非!
★鰭脚類
トドやアザラシなどの鰭脚類に会えますよ!
アシカライブ(ショー)の他、ふれあいタイムやお食事タイムなどもあります!
イベントもたくさん!
★アシカライブ
私達は、アシカライブというショーを見ました。
2種類のアシカが登場します!
小さい子は芸達者で、観客とのふれあいも!
大きい子は、声も芸も迫力満点!
★他にもたくさん
他にも「お食事タイム」や「ふれあいタイム」などたくさんのイベントがあります!
詳しくは、宮島水族館みやじマリンのイベント案内をご確認ください。
中には「テッポウウオのシューティングタイム」というイベントもありましたよ。
生き物が大好きな息子のお気に入り水槽
★宮島水族館最大の水槽
宮島水族館みやじマリンで最も大きい大水槽です。
息子は大好きなサメやエイなどを長い時間眺めていました。2Fと1F両方から見ることができます。
高級魚のクエなどもいるので、是非探してみてください。
★甲殻類
息子は、とにかくこのエリアで長い時間写真を撮ったり観察をしたりしていました。
何このカニ!
腕、長!!カッコイイ!!
ハサミ脚だけ非常に長い「ヒシガニ」は、砂に潜る時もハサミ脚を折りたたむそうです。
あとは、オスだけ片方のハサミが白くて大きな「ハクセンシオマネキ」や、指を近づけると寄ってこようとする「シャコ」などの写真を何枚も撮ってはしゃいでいました。
★共生関係の生き物
物凄く大きな「ニセゴイシウツボ」に圧倒されているのかと思いきや、息子が注目していたのは、その体の上でモゾモゾ動いているかわいい「アカシマシラヒゲエビ」というエビでした。
ウツボより、このエビ見てよ。
ウツボの体についた寄生虫を食べてくれるんだよ。
かわいいのでエビも是非見てみてください。
このようなお互いにとってメリットのある関係を相利共生というそうですよ。
★清流の生き物
清流に住む淡水性の生き物も展示されています。
淡水魚の水槽をよーく見ていたら、オオサンショウウオも隠れていました!
魚類だけではなく、爬虫類、両生類、昆虫などもいました。タガメもいました!
★やっぱり好きな細長い生き物
細長い生き物が好きな息子の特に気になった生き物は、「タチウオ」です。
直立の状態で漂うように移動する姿が何とも神秘的でした。
そして、やっぱりかわいい「チンアナゴ」
ランチ&お土産&宮島観光の様子
★ランチ ~ みやじマリンキッチン
ランチは、水族館2Fのみやじマリンキッチンにて。
大人は、「みやじマリン丼」や「みやじマリンあなご丼」を。
子供は、「オクトパスバーガーピクニックセット」を。たこが入ったバーガーは珍しいので喜んでいました!
眺めもよく、浜を歩くシカの群れも見えました。
★お土産
1Fのミュージアムショップで、お土産も買いました。
(お菓子・オリジナルしおり・貝殻・フィギア)
後で知ったのですが、JAF会員の方は会員証の提示で会計が10%割引になるそうです。
現時点での情報ですので、詳細は公式HPより検索してみてください。
★ちょこっと観光
厳島神社に参拝した後は、大鳥居のそばまで干潟を歩きました。
(干潟にもシカの足跡がありました!)
お土産を選びながら、食べ歩きも!
もみじ饅頭はばら売りをしている店も多いので気になったものをその場で。出来たての温かいものを食べられるお店もあります。
もみじ饅頭を揚げた「揚げもみじ」を食べている人が多かったのですが、私達は「パイもみじ」を食べてみました!
息子は、もみじ饅頭の製造工程を見たのがとても楽しかったようです。