磁石の力で宇宙をくるくると回りながら遊泳する宇宙ゲームを作りました。
「紙皿」と「磁石」さえあれば、あとは子どものアイディア次第でいろいろなゲームに発展させることができます!
科学館に行って宇宙について学んでから、はやぶさ2をテーマに作ってみたり、太陽系をテーマに作っても楽しそうです。作り方次第では、小学生の自由研究にも十分できると思います。
基本の作り方はとても簡単です!
装飾は、いくらでも自由な発想でアレンジしてください。もっとシンプルにしても、もっと凝った作りにしてみたり、自分だけのオリジナル宇宙ゲームを創作してみてくださいね。
材料は、家にあるもの、廃材、100均で買えるもので考えました。作り方と代用できる材料などを詳しくお伝えしていきます。
用意するもの
【道具類】
- セロテープ
- 両面テープ(無ければセロテープでOK)
- ボンド
- はさみ
- ペン類(今回は装飾用部品には油性マジック、背景イラストにはポスカを使用)
※暗い色の背景は、普通の油性マジックや水性ペンが目立ちにくいです。薄い色の色鉛筆(白、黄、水色など)やダイソーなどのポスターカラーペンなど不透明な顔料のペンがあると綺麗に書けると思います。
【必ず必要な材料】
- 紙皿:2枚(今回はセリアの22cmを使用。無ければ浅めの箱などでも代用できます。)
- 背景用色画用紙:使用する紙皿1枚半程度の面積(今回はダイソーの紺色を使用。)
- 強力磁石:1個(今回はダイソーのボタン型の直径1.8cm強力磁石を使用。)
- 上面がドーム状になった磁石←ドーム直径1.5~2cm程度:1個(今回はダイソーで購入。)
- コマを乗せる器:1個(今回はペットボトルふたを使用。)
- コマ:自由に何でも(今回はレゴの人形を使用。)
※何もない方のために、3分で作れるコマのアイディアを作り方の章で紹介しています。
【装飾用材料(自由)】※今回の作品で使用した材料を参考までに記載しておきます。
- モール(ダイソーで購入。)
- アルミホイル(どこかの100均で購入したものを使用。)
- プラ板(惣菜パックの透明のふたなどでも代用できます。)
- グリッターのり(文具店で100円程度で購入しましたが、100均にもあります。)
- セロファンなどの薄いフィルム(セロファンが家に無かったので、ダイレクトメールやラッピングなどに使われる透明のOPPフィルムを油性ペンで着色して使用。)
- 銀色の厚紙(菓子箱などの廃材。)
- 樹脂粘土(ダイソーの樹脂粘土を使用。)
- 小さめのガチャカプセル(セロファンやお菓子のプラ容器でも代用できます。)
- 装飾用テープ・シール類(今回はビニールテープ、ホログラムテープ、ホログラムシールなどを使用。全て100均で揃います。)
- キッチンペーパーの芯(トイレットペーパー芯でも代用できます。)
装飾は自由なので、家にあるものをあれこれ使ってみてください。
折り紙や色画用紙など何でもOKです。100均などのスパンコールをボンドで貼っても、キラキラして綺麗ですよ!
作り方
基本形状
1.色画用紙を切り抜く。
半円:紙皿の半分の大きさになるように色画用紙を切り抜いてください。紙皿を型紙にすると便利です。
円:紙皿の底(平な部分)と同じくらいの径になるように、色画用紙を円形に切り抜いてください。
2.背景の半円部の立ち上がりを作る。
紙皿1枚を半分にカットし、皿の底を半円状にハサミで切り抜きます。もう半分も同様に切り抜いてください。
何もカットをしていない紙皿の上に、先ほど半円に切った紙皿のうちの1枚を、斜めに立てて固定します(図1)。
微調整ができるようにマスキングテープで固定してもOKです。
3.色が画用紙を貼る。
背景(半円)の色画用紙は、先に絵を書いても、後から書いてもOKです。今回は先に描きました。
①半円の中心に2cm程の切り込みを入れておきます。
②2で作成した背景用の立ち上がりに半円の色画用紙を固定します。
中心の切り込みを重ねて、形をフィットさせてください。形が決まったら2か所程度セロテープで固定します。最後に裏を両面テープかセロテープで3~5か所程固定してください。
③紙皿の底に円形の色画用紙を貼り付けます。画用紙の裏に両面テープかセロテープを貼って固定してください。
4.前面に半円のカバーを取り付ける。
2で半円に切った紙皿のうちの残りのもう一枚を、図2のように紙皿の手前側に固定します。セロテープで数か所とめればOKです。
これで基本形状は完成です。
マグネットのコマを作成
1.ペットボトルふたに磁石を付ける。
上面がドーム状の磁石をペットボトルのふたにボンドで接着します。(図3)
乾くまでに暫くかかるので、すぐに使いたい時は乾くまでセロテープを貼って仮固定しておくと便利です。ボンドが乾いたらセロテープを外してください。
2.動きを確認する。
図4①のように、紙皿の上に1で作成したペットボトルふたを乗せ、下から強力磁石が付くか確認しましょう。磁石同士が反発する方向だとコマの動きが不安定になってしまいますので、くっつく方向にしまします。上下左右に動くことを確認してください。
次に図4②のように、下の強力磁石を斜め45度に傾けて動かしてみてください。上にあるペットボトルのコマがくるくる回転します。(図5)
3.コマに乗せるものを準備する。
今回は家にあったレゴの人形を乗せました。適度に不安定で、転倒しないように遊ぶのに最適でした。
何を乗せてもOKです!
何もない方は、余った画用紙を丸めて乗せると、簡単にマグネットコマができます。底を少し斜めに切っておくと、回転している時に落ちたりして楽しいですよ。
4.コマ以外に面白い動きをするものを探してみる。
紙皿の下の強力磁石をわざわざ斜めにしなくても、面白い動きが出るものを考えてみました。
モールをペンなどに数回巻いてらせん状にしたものです。予測不能な動きをして面白いです!
自由に装飾
1.宇宙船を作る。
キッチンペーパーの芯を半分に切って、宇宙船にします。最後はテープやシールを使って装飾をしています。
図6①
側面に切り込みを入れて出入り口にしました。
図6②
片側にセロファン等をセロテープで貼ります。今回はセロファンが無かったので、OPPフィルムを油性ペンで着色しました。
図6③
もう片側にガチャカプセルをセロテープで貼りました。
2.宇宙船を紙皿に固定する。
宇宙船入り口(切り込み部)に段差が付かないように、2か所くらいセロテープを貼りました。更にセロファンのあたりにも1か所セロテープを貼っています。
3.惑星の飾りを作る。
アルミホイルをふんわりと丸めてから開きます。円に切ったプラ板に油性ペンで好きな惑星の絵を書いてください。プラ板の絵を書いた面とアルミホイルの光沢面が接するように合わせて、アルミホイルをはさみでカットします。最後にボンドで2枚を貼り合わせます。セロテープで貼ってもOKです。
厚紙で作った楕円に切り込みを入れて円形の惑星をはめれば、輪のある惑星になりますよ。
アルミホイルを丸めただけの小惑星も作りました。
4.宇宙人を作る。
樹脂粘土を丸めてから、モールをさし込んで手足を作ります。ある程度乾燥したら顔を書きましょう。手足が粘土から抜けやすい時はボンドを手足の付け根につけてください。
あとは好きな場所にボンドで接着します。
5.完成
3で作成した飾りを貼ります。半円状の2枚の紙皿の継ぎ目を隠すように飾りを貼ると、見栄えが良くなりますよ。(図7矢印部)
プラ板の惑星はセロテープで接着し、丸めたアルミホイルはボンドで接着しました。これで完成です!
遊び方はアイディア次第!
今回はこんな遊びにしました。
宇宙飛行士が振り落とされないように、くるくる!
宇宙船に戻る時は、入り口のわずかな段差で転倒しやすいので難しい。そっとそっと!
狭い隙間を抜けて裏側で船外活動!
完成してから息子が、「宇宙船じゃなくてサッカーゴールにすれば良かったかな。」と言い出しました。宇宙でサッカー??
でも、子どもならではの自由な発想の方が面白いものができるかもしれません!
ブラックホールに巻き込まれてみたり、迷路にしてみたり、お子様と色々楽しんでみてください!