【中学英語】英文法がちんぷんかんぷんの中1息子に英語より国語を教える

【中学英語】英文法がちんぷんかんぷんの中1息子に英語より国語を教える グレーゾーン息子への工夫

 
現在中1の息子は、英文法を理解するのに相当苦労しています。一度覚えたかに見えても次の単元に進むと以前習ったことを忘れてしまいます。

そこで、英文で教える前に(もしくは英文学習と並行して)、日本語を使って英語の基本構造を教えることにしました。遠回りに見えますが、彼が理解できる内容まで細かくステップを分けて、少しずつ親子で頑張っています。

この記事では、特に主語と動詞の基本構造を理解することを目標にした我が家の取り組みについてご紹介しています。

息子はもともと日本語自体が苦手なので、その特性についてまとめておきます。もし同様の特性を持ち、英文法でつまずいているお子様がいましたら、参考になさってください。
 
【息子の特性】

  • 作文を書くことが物凄く苦手。数行書くのも一苦労。
  • 要点をまとめて話すのが苦手。
  • 相手に状況を正確に話すのが苦手。
  • 一度に複数の情報が入ると、頭がパニックになり普段わかることもわからなくなる。
  • 一度覚えたことがすぐ抜けてしまう。

など
 

日本語で主語を探す~肯定文のみ

最初は細かい間違えに目をつぶってあげ、まず主語と動詞の把握を優先しました。ちょうど中1の国文法でも「主語と述語」という単元があるので、まずは学校の教材でそこをやっても良いかもしれません。なぜなら、息子の場合、「主語が見つけられない」というところからのスタートだったためです。練習問題は、肯定文を使いました。
 

①国文法の教材で主語を見つける練習をする。

②日本語訳を見て、日本語で主語を見つける練習をする。
 ※この時、教科書に準拠したドリルなどがあると、便利です。
 

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日本語で動詞を見つける~肯定文のみ

主語を見つけられたら、動詞を見つける練習をします。be動詞の方が息子にとっては理解が難しかったので、一般動詞から始めた方がわかりやすいと思います。練習は肯定文のみがお薦めです。
 

一般動詞

例1
私は公園を走ります。

この文は、私(主語)について一番言いたいのは何?

と聞きます。
例えば、公園を走ると答えたとします。その時は、「公園を」という場所を表すものは後で付けらたらいいので、一番言いたいのは走るだねと教えます。
 
それから、一番言いたいことが、

①する(走る、書くなど)
②心で思う(好き、ほしいなど)
③住んでいる、知っている、持っているなど

の場合、それぞれ意味のある言葉が必要で、それが一般動詞と呼ばれていると教えました。走るは、①するにあてはまると確認してから、
走る➡run
のように、出てくる度に一つずつ言葉を覚えていく手順です。

ちなみに、③は状態動詞動詞と呼ばれるものです。出てくる度にこんなものも③に入るね!と確認していけば良いと思います。

例2
彼女は月曜日に本を読みます。

彼女(主語)について、一番言いたいことは何?

本を読むと答えたとしたら、読むの部分が①するにあてはまると確認して、英語では
読む➡read を使うことを教えます。

その後に、「本を」の部分は、readの後ろに付けたらいいんだよと教えました。何を読むかでそれぞれ色んな言葉があったら大変でしょ?だから後ろに読むものを付ければいいんだよという感じです。
読む➡本

例3
あなたは犬が好きです。

あなた(主語)について、一番言いたいことは何?

犬が好きと答えたら、好きの部分が②心で思うにあてはまると確認して、英語では
好き➡like を使うことを教えます。

その後に、犬が好きを一言で表す言葉はないので、好きの後に犬と付ければ良いと教えます。
好き➡犬

例4
彼らは学校で勉強しました。

彼ら(主語)について、一番言いたいことは何?

勉強したと答えたら、勉強するの部分が①するにあてはまると確認して、英語では
勉強する➡study を使うことを教えます。

場所を表す言葉は、後で付け加えることを教えても良いと思います。

例5
私達は東京に住んでいます。

私達(主語)について、一番言いたいことは何?

東京に住んでいると答えたら、住むの部分が③の住んでいるにあてはまると確認して、英語では
住む➡live を使うことを教えます。

その後、東京には、後ろに付ければ良いことも教えておきます。

例6
彼は毎日学校に行きます。

彼(主語)について、一番言いたいことは何?

学校に行くと答えたら、行くの部分が①するにあてはまると確認して、英語では
行く➡go を使うことを教えます。

その後、学校にという目的地は行くの後ろに付けたら良いと教えます。
 

be動詞

息子にとっては、be動詞の方が理解するのがとても難しいようで、イコールみたいなものだよという教え方をしてみたら、数学じゃないのにイコールがなぜ出てくるの?数字じゃないのに??と余計混乱してしまいました。

そこで、色々な教え方を試してみて、一番息子が納得した方法をお伝えします。

be動詞には、大まかに2つの役割があると教えました。

①主語について「主語は~だ」「主語は~である」と断定する。
②主語について「主語はある」「主語はいる」と存在を表す。

具体例を7つ挙げてみますね。

例1
あなたは学生です。

「あなたは学生だ」と断定しているので、be動詞の文です。

例2
彼らは幸せです。

「彼らは幸せだ」と断定しているので、be動詞の文です。

例3
その本は机の上にあります。

「本がある」と存在を表しているので、be動詞の文です。

例4
私達は日本出身です。

「私達は日本出身だ」と断定しているので、be動詞の文です。

例5
彼女は家族と一緒にいます。

「彼女はいる」と存在を表しているので、be動詞の文です。

例6
その会議は7時にあります。

「会議はある」と存在を表しているので、be動詞の文です。

例7
私はパリにいます。

「私はいます」と存在を表しているので、be動詞の文です。
 

英語の主語と動詞の順番を教えるステップ

動詞の位置に迷ったり動詞を抜かしてしまう息子を見ていて、英語の例文をどんどん教えたら頭がパンクしてしまうだろうなと気付きました。そこで、文には基本的に主語と動詞が必要で、その順番も決まっていることを、3ステップに分けて教えました。
 

ステップ1:基本は①主語→②動詞の順

普通の文(肯定文)は必ず
①主語➡②動詞
の順番というのを徹底させました。なぜなら、息子は色々な文法を習えば習う程、「be動詞の時は?」「一般動詞の時は?」と余計な情報に惑わされて、大事な基本がわからなくなってしまうからです。

「まずは、この順番が基本だよ!」と教えてみたら、パニックにならなくなりました。
  

ステップ2:文の形は3種類

文の種類によってルールが変わるので、まず3種類あることを確認させました。

①肯定文➡普通の文
②否定文➡~ではないと否定する文
③疑問文➡~ですか?と質問する文

 

ステップ3:主語と動詞が入れ替わるのはコレだけ

まずbe動詞と一般動詞で文の作り方のルールが違うことを教えました。そしてbe動詞にも一般動詞にもそれぞれ、ステップ2で教えた通り、肯定文・否定文・疑問文の3種類があります。それを簡単な図で示してあげます。(息子の場合、視覚的に見せた方が頭に入りました。)

be動詞
   ー肯定文 ー 主語➡動詞
   ー否定文 ー 動詞➡主語
   ー疑問文 ー 主語➡動詞
一般動詞
   ー肯定文 ー 主語➡動詞
   ー否定文 ー 主語➡動詞
   ー疑問文 ー 主語➡動詞

そして、主語と動詞の順番が入れ替わるのは、be動詞の否定文だけだよ!と教えました。 なぜこのように教えたかというと、息子は夏休みが過ぎても、「be動詞の疑問文の作り方何だっけ?」と、一度習ったことをすぐ忘れてしまう状態だったからです。色んなルールで頭がごちゃごちゃになった時、記憶の引っかかりになるように、単純なルールだけを教えました。
 

息子よく迷う混乱ポイントの対処法

特に息子がよく間違うのが、疑問詞の使い方です。疑問詞が必要なのに普通の疑問文にしてしまったり、逆に普通の疑問文なのに疑問詞を付けることがよくあります。

疑問詞を使うか迷った時は、「Yes, Noで答えられる?」と聞いてみてください。

答えられる➡ただの疑問文
答えられない➡疑問詞を使った疑問文

です。
 

「できない」の気持ちに寄り添う

「こんな簡単なのになぜできないの?」、「何回も教えてるのにまた忘れたの?」と言いたくなることがあります。でも息子を見ていると、頭に入る形に変形させない限り入ってもまた抜けてしまう様なのです。できない気持ちに寄り添いつつ、どうやったら頭に入るのか?を知恵を絞って考える必要がありました。その方法は、きっとお子様一人一人違うのだと思います。

どうしても根気が必要になってきます。しかしこれは、ただ繰り返す根性のようなものとは少し違います。わからないのに無理に繰り返すと心折れてしまう事もあるので注意が必要かもしれません。くり返しながら、何がわからないかを観察し、どうやったらわかってもらえるか課題を細かく分解するのが有効だと感じています。また、忘れた頃に思い出させるというサイクルも作る必要を感じました。
 

もし、息子と同じように苦しんでいるお子様がいらっしゃったら、我が家の方法を参考にして、是非オリジナルの教え方を考えてみてください。