『ほねほねザウルス』って一体なんだろう?
『恐竜の骨』が主人公ってどうなの?
『マンガみたいで本に見えない』けど大丈夫?
そんな親の不安をよそに、現在小学3年生の我が子が、小学1年・小学2年・小学3年と3年も連続でハマっている本。それが『ほねほねザウルス』です。
読み書きが苦手な我が子は、小学1年生の頃は殆ど本を読みませんでした。それでも『ほねほねザウルス』は学校の図書室から借りてきてパラパラ~とチラ見。
小学2年生の時は、学校の図書室から借りてきて気になるページ(主にマンガ部分)のみを読んで返却。
そして、小学3年生にして初めて、最初から最後まで完読した本。それが『ほねほねザウルス』でした。今では、毎週のように借りてきて、一度借りた本も繰り返し読んでいます。
そんな息子の姿を口出しせずにじっと見守ってきました。ようやく自分から本を読めるよめるようになったのねとしみじみ。
でも、そこまで気に入るからには何か子供を夢中にさせる秘密があるのではないか?
息子のように本をなかなか読まないことで困っている子供にとって、本の世界を開く一冊になるのではないかと思いました。
主には男の子向きの本ですが、息子のクラスでは女の子も読んでいるそうです。息子の話では図書室でも人気でいつも品薄だそうですよ。
しかも20冊以上もシリーズ本が出ており、その殆どが一話完結なので好きなお話から読むことができます!
『ほねほねザウルス』の子供を夢中にさせる特徴についてご紹介したいと思います。
特徴①~思わず読み進めてしまう楽しさのヒミツ
主人公は、ティラノサウルス(ほね)の「ベビー」。親友二人と共に毎回色々な冒険の旅に出て、三人で協力し合いながら敵と戦ったり謎解きをしたりします。
まず重要なのが、マンガと縦書きの物語文が上手く融合した本だという点です。
マンガなのか物語なのかと聞かれたら、私は物語だと答えます。
だから、普段本をあまり読まない(読みたくない)子供でも、「マンガみたいだから面白そうかも」、「これなら読んでみようかな?」と思うのではないでしょうか。
平均すると縦書きの物語文とマンガの比率はこれくらいかなと思います。
でも、物語文が多いページではこの2~3倍の文字数があるのです。以外と読まなければならない文字は多いので、マンガとは似て非なるものと言えそうです。
旅の途中で謎解きをしながらストーリーが進んでいくので、どの巻にもクイズや迷路などのお楽しみコーナーがあるんです。
しかも、すぐに解ける問題ばかりではなく、小学生低学年の子供たちが時には「う~ん何だろう??」と頭を使うような問題も出るので、謎解きだけでも結構楽しめますよ!
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- 100ページ程度でふりがな付き!
- 基本的に一話完結なのでどの巻からでも楽しめる!
※一部前編・後編に分かれている巻もあります。
特徴②~普段本を読まない子供でも文字に親しめる理由
子供って、ゲームをしたりアニメを見ている時に、登場するキャラクターの強さや秘密を調べることが大好きです。
この『ほねほねザウルス』という本は、冒険や謎解きの本なので、登場人物や登場する場所についてのマル秘情報を『○○のひみつ』と題して見開き1ページを使って紹介するコーナーが、ストーリーの合間に埋め込まれています。
「このキャラクターは○○が弱点!」みたいな内容から図解説明などさまざまです。割と細かい字で書かれていても「もっと知りたい!」という好奇心から自然と読んでしまうというわけなんです。
我が子だけかもしれませんが、子供心をくすぐる本だなと思いました。
もう一点、マンガの吹き出しについてです。
吹き出しなら、「拒絶感なくすんなり読めるな!」と思った経験はないでしょうか?
この『ほねほねザウルス』は長い吹き出しだと10行以上あることも!?
セリフだと思えば、読むのもあまり苦にならない!
本を普段読まない子供にとっては、ありがたい特徴だと思いました。
特徴③~シリーズ多数!その殆どが一話完結の冒険ストーリー
一部前編・後編に分かれた巻もありますが、『ほねほねザウルス』のシリーズは基本的には一話完結のストーリーです!
だから、どの巻から読んでも楽しめるようになっています!
読んでいると、前の巻で登場した人物が再登場したり、前のストーリーを知っている方がより楽しめるという場面も出てきますが、そういう場合には気になった巻を後からさかのぼって読んでみてください。
何しろ、シリーズは20巻以上!
あのね、最初の頃の本と新しい本だと絵が少し違うんだよ!僕気付いちゃった!
確かに1巻と26巻では絵の雰囲気が違いますが、面白さが変わるわけではないと息子は言っていました。楽しそうだなと思う巻から読んでみれば良いと思いますよ。
\謎解きが大好きな子供にお薦め!/
- 謎解きや迷路がたくさん入っているよ!
息子が言っていました。
『ほねほねザウルス』はマンガじゃないよ。
だって文字いっぱいだもん。すごいでしょ?いっぱい読めるようになったよ!
何歳だからとか何歳なのにではなく、まずはどんな本でもいいから、「本は楽しいものなんだ!」と感じられる一冊に出会うことが大切だなと感じました。
謎解きや冒険好きで、絵が嫌いでなければ、きっと楽しめる本だと思います。是非読んでみてください。