小学2年生になると、小学校で習う『かけ算の九九』。
覚えるのが早い子供もいれば、努力していてもなかなか覚えられない子供もいます。
発達が緩やかな我が子も、九九を覚えるのにとても苦労しました。
そして我が子のお友達も、小学校でこんなことがあったそうです。
- 先生から、「九九が覚えられなかったら、春休み中も学校に来てもらいます。」と言われ、泣きながら勉強した。
- 皆が下校した後に、九九を覚えられない子供だけ補習授業をして辛かった。
- 「子供にもっと早くから九九を教えておけば良かった」と、親まで反省してしまった。
結局、そのお友達は2年生の最後まで覚えられない段がありましたが、春休みに小学校に呼ばれることは無かったそうです。
そんなプレッシャーの中で九九を覚えなければならない子供がいたとは驚きです。
子供達には、なるべく苦手意識を持たずに楽しく算数を学んでほしいなと感じた出来事でした。
そこで、九九の苦手な子供が少しでも楽しく覚えられるよう、小学生の我が子と一緒に『語呂合わせで覚える九九表』を考えてみました。
音だけではイメージするのが難しい子供達の為に、イラスト付きで目からもストーリーがイメージしやすいように工夫しました。
答えの部分のみの語呂合わせ(式は無)ですので、どうしても九九が覚えられない時にお守り程度に活用してみてください。
そして、是非オリジナルの語呂合わせも作って算数で遊んでみてください!
語呂合わせのコツも少し書いておきました。語呂合わせは、今後、歴史の年号を覚える時など算数以外の勉強にも活かせると思います。
この記事では、
- 語呂合わせ九九表(6~9の段)。
※段が大きくなる程覚えるのが難しくなる為、九九の後半(6~9の段)のみ作成しました。 - 苦手を克服するための、具体的な日々の学習方法について。
をご紹介しています。
語呂合わせ九九表 ~6の段の覚え方
語呂合わせ九九表 ~7の段の覚え方
語呂合わせ九九表 ~8の段の覚え方
語呂合わせ九九表 ~9の段の覚え方
実は、9の段には語呂合わせ以外にも面白い覚え方があるんです!
(我が子が見つけて、教えてくれました。↓下図参照。)
詳細は下記の関連記事に記載しています。興味のある方はご覧ください。
誰でも、得意なことと苦手なことがあります。
だから、九九を覚えられなくても絶対に自分を責めないでくださいね。
自分だけのやり方を焦らずに探していきましょう!
必ずしも皆と同じやり方で勉強する必要はないと思いますよ。
日々の学習について
九九を部分的に覚えられない子供達へ
例えば9の段で、
9×1=9
9×2=18
9×3=27・・・ 次は何だっけ??
となってしまった場合、
ここ(9)・いや(18)・ふな(27)・みろ(36)・・・だから、 27の次は36だ!
という要領で役立ててくださいね。
基本的には九九を覚える努力をして、万が一忘れてしまった時に思い出す手がかりにしましょう!
忘れても「語呂合わせ九九表」があるから大丈夫!と思っていた方が、安心して九九を覚えられると思います。
九九を殆ど覚えられない子供達へ
どんなに頑張っても、「特定の段をまるごと覚えられない。」あるいは「九九の殆どを覚えられない。」という子供も中にはいると思います。
もし、頑張って勉強したのに覚えられないのなら、それはきっとその子のせいではなく、たまたま暗記が苦手な個性を持っていたということだと私は思います。暗記が苦手な子にもきっと他に得意なことがあるはずです。
絶対に自分を責めないでください。
自分を責めるのではなく、具体的に何ができるのかを考えることが大切だと思います。
もしも、「語呂合わせ九九表」でストーリーやイラストと一緒にイメージすることができるのならば、語呂合わせで暗記することから始めてみましょう!
例えば7の段で、
な(7)・いよ(14)・にい(21)・には(28)、さんご(35)・よに(42)・よく(49)・ごろ(56)・ろんさ(63)と覚えていたら、
答案用紙のすみっこに、7・14・21・28・35・42・49・56・63 と書いてみてください。
恐らく10秒~15秒で書けると思います。
もしも、9の段全て書いても2~3分程度と思えば、安心してテストに取り組めるかもしれません。書くのはちょっと大変ですが、あなただけの対処法を探してみてくださいね。
もしかしたら、学校の先生には理解してもらえないかもしれません。
(九九はきちんと覚えましょうと言われる可能性が高いです。)
でも、その子供一人一人の大切な人生なので、他人の目は気にせず自分に一番合ったやり方を探して、練習して、そして乗り越えてもよいのではと感じます。
だって、本当に色々な子がいるんですから。
(我が子が苦労する姿を見てきた親としての意見です。)
オリジナルの語呂合わせで算数を楽しんで!
もし、今回ご紹介した語呂合わせが役に立たなかったのなら、本当にごめんなさい。
誰かが作った語呂合わせよりも、自分が作ったものの方が楽しく覚えられると思いますので、良かったらオリジナルも作ってみてくださいね。
語呂合わせは、歴史の年号を覚える時など、今後の勉強に活かせる遊びだと思います。
是非、自分だけのオリジナル語呂合わせを作って、算数で楽しく遊んで覚えてみましょう。
語呂合わせは作るのが意外と難しいのですが、我が子も楽しそうに協力してくれました。
アイデアが出てこない時は、インターネットで「語呂合わせ 一覧」などと検索してみると、ヒントになりそうな語呂に出会えるかもしれません。
興味のある方は是非!
算数や学習そのものに不安を持つ子供達へ
体を動かすこと、覚えること、読み書きをすること、気持ちを言葉にすること・・・。
何かと苦手分野の多い小学生の子供を育てています。
苦手の多い我が子を見てきて思うことは、他の子と同じようにと考えない方が良いなということなんです。
例えば、
- 周りのお友達が公文に行っているから、我が子にもとか・・・。
- 漢字練習は10回くらい書かないと覚えられないから、漢字は必ず書き取りをたくさんしないととか・・・。
- 音読はした方がいいから、できるだけたくさん読ませようとか・・・。
そういったことが、必ずしも我が子に当てはまらない場合も多いです。
苦手が多い子供は、自分に合ったやり方を親子で見つける必要がある気がしています。
そのために一番大切だと思うのは、劣等感を持たせないということです。親も子供もどちらもです。
高いレベルを求めるよりも、一つ一つできるようになる過程を親子で楽しめる。そんな学習法を探していきたいというのが我が家の考えです。
我が子は、小学校入学以来、進研ゼミ小学講座(チャレンジタッチ)を続けてきました。
歴史があり信頼できる教材ですが、学年が上がってから少しずつ問題点も出てきました。
例えば、
国語なら、教科書に出てくる文章は既に知っているため読み飛ばしてしまうとか、漢字練習がやりにくく、かと言ってその単元を飛ばすこともできないなど。
算数なら、ヒントや解説で何となくわかった気になってしまうとか、間違った問題だけを効率よく復習しにくいなどの問題点です。
そのような経緯から、今現在、我が子に合う家庭学習教材をいろいろと探しています。
どうしてもチャレンジタッチを続けたいという我が子の希望もあり、なかなか教材を他社に変更できずにいるのですが、検索していて「これは、きっと苦手の多い子に向いているな。」と感じ、とても気になっている『すらら』というオンライン通信教材があるので、ご紹介しておきます。
興味のある方は、下記の記事に体験レビューなどを掲載していますので、ご覧ください。