周りの景色、机の上、お気に入りの本・・・。何でも覗ける不思議な『ビー玉万華鏡』は、大きめのビー玉とミラーシールがあれば、作り方はとても簡単です!
1本作るならば、市販の工作キットと同程度の価格、2本以上作るならば材料を揃えて自分で作る方がお得に作れました。
光がビー玉と通るとどのように変化するのか。原理まで調べてみると夏休みの自由研究にもなると思います!
思わずアレもコレも何でも覗てみたくなる、面白い『ビー玉万華鏡』の作り方をお伝えします。
材料
◆ビー玉
できれば30mm以上の無色透明のビー玉を用意しましょう。
◆ミラー
インターネット等で販売されているミラーシールを使用すると、サイズ合わせをする時の加工がとても楽です。3面分のミラーを用意しましょう。(サイズは作り方を参照。)
※ミラーシールは牛乳パックなどの反りや折れのない厚紙に貼って使用します。プラ板に貼ると反りが少ないため更によく映ります。
◆トイレットペーパーの芯
1本用意しましょう。
◆OPPフィルムかラップ
覗き穴をふさぐための透明のシートとして、今回はOPPフィルムを使用しました。強度は落ちますがラップでもOKです。
※OPPフィルムとは、ラッピングやダイレクトメールが封入されている透明で薄いプラスチックフィルムです。文具店や百均でも販売されています。
◆その他必要なもの
はさみ、セロテープ、装飾材料(色画用紙、ペン類、シール、マスキングテープなど)。
※材料を揃えるのが難しい方は、市販のビー玉万華鏡のキットが便利です。
作り方
ビー玉のサイズによって、ミラーの大きさや、芯材の大きさが変わります。
今回は直径30mmのビー玉で作る場合の作り方を説明します。
1.ミラーを作る。
ビー玉の直径から、ミラーのサイズを計算します。
ビー玉の半径 ✖ 1.7=1.5cm ✖ 1.7=約2.5cm
少し小さめの方が失敗が少ないので、計算値は切り捨てでよいと思います。
※詳しくは高校数学・正弦定理を調べてみてくださいね。
牛乳パックなどの厚紙にミラーシールを貼り、2.5cm×トイレットペーパーの芯の長さの長方形ミラーを3枚用意しましょう。
※ミラーシールに保護シートが貼ってある場合には剥がしてください。
2.ミラーを組み立てる。
1で作ったミラーを裏返して縦に3枚並べます。
この時1mm弱の隙間をあけておかないと、テープを貼った後折り曲げにくくなります。
セロテープなどで図のように組み立てましょう。
※マスキングテープで貼ると、貼り直しがあった時に便利です。
※ミラーの面は指紋がつかないように気を付けましょう。
3.芯の部分を作る。
トイレットペーパーの芯を図のように切り、その先端にビー玉を半分外に出すようにセットして、ビー玉が落ちないくらいきっちりと巻いていきます。
トイレットペーパーの芯をセロテープで固定した後、ビー玉と トイレットペーパーの芯 もセロテープで固定しましょう。
4.芯にミラーをセットする。
3で作った芯の中に、2で作ったミラーを挿入します。
最後に丸くカットしたOPPフィルムを図のように芯にかぶせて周囲をセロテープで固定しましょう。
※もしミラーがゆるい場合には、隙間にティッシュをつめたり、ミラーの周りに手でもんだ小さな新聞紙を巻いたりして調整してください。
5.装飾して完成
あとは、お好みの装飾をしてみてください!
息子は、エイにしたそうです・・・。
完成品~こんな見え方!アレコレ
ビー玉を取り付けたことで、見え方にある面白い変化があらわれます。
調べてみるとちょっと面白い、光の科学工作です。
原理まで調べると夏休みの自由研究にもできると思いますよ!
見え方は、例えばこんな感じです。
◆アイロンビーズで作ったカニ
近づけたり、場所を移動すると全く違った世界に!
◆工作したうちわ
以前、記事にした工作うちわも見てみると・・・。
骨まで柄になっちゃいます。
◆お魚マグネット
ちょっと怖いですが・・・。
こんなものすら、見方によっては綺麗な万華鏡になります!
見るものは何でもOK!ということです。顔とか、景色とか、漫画とか・・・。
皆さんも、簡単なので是非作ってみてくださいね!
ただし、太陽だけは絶対見ないでくださいね!