「友達との遊びもテレビもゲームも、やることをきちんと終わらせてからね。」と約束していても、小学2年生の息子にはなかなか難しいようです。
そのような息子への対策として、以前通っていた療育で教えてもらったことがあります。
先の見通しが立たない子供は、1日の予定を目で見えるように可視化してあげると安心する。
そして意外かもしれませんが、小学校の時間割という制度は、見通を立てるのが苦手な子供にとって、とても有難いシステムだとも教わりました。
そこで、先の見通しを立てたり、勉強の計画表を作る取り組みを何種類か試してみました。
およそ4カ月経った現在では、親子共にストレスなく取り組める方法を見つけ、少しずつ子供自らが1日の勉強計画表を作ることができるようになってきました。
1日の勉強計画表を全てこなしたら、シール台紙にお気に入りのシールを貼って楽しんでいるようです。
この記事では、我が子が勉強の計画表を作り、それをこなしていく練習の過程などをお伝えします。小学生が使いやすいシンプルなシール台紙も作成しましたので、必要な方はダウンロード(無料)して使ってみてください。
勉強計画表~いくつか試して我が家はコレに!
◆その1
まず初めに、子ども用の手帳の本を読んでみました。とても参考になったのですが、そもそも書くことが苦手な息子の場合には、不向きだなと思いました。
その2
息子が手帳を書けないのなら、私が付箋を作って息子が貼ればよいと思いつき、付箋ノートも試してみました。
B5のノートを1日1ページを使い、やることを付箋に書いて貼るだけです。終わったら子どもが斜線で消していきます。
親から子供に挑戦状(クイズ問題)を出したり、子どもがそれに対抗して「簡単すぎ!」と返答したり、落書きしたり。交換日記みたいに親子でとても楽しんではいたのですが・・・。
長続きはしませんでした。その原因は、親の方が面倒だったから。
毎日付箋を書いて貼るのが面倒。/ノートがかさばる。/終わった項目がわかりにくい。など・・・。
ただ、勉強計画表を全てこなしたら、表紙に貼っていくご褒美シールがとても気に入ったようで、息子は楽しかったみたいです。親の方が2か月半でギブアップでした。
◆その3~我が家はコレに!!
百均ダイソーで、ホワイトボード、マーカー、両面マグネットシート2つで合計440円で揃えました。
決まった項目はマグネットシートに書き、一時的な予定は付箋やマーカーで書きます。
こんな風に使っています!~勉強計画表の使用実例
とにかく便利なのが、カラーのマグネットシートを裏返すと白くなるので、何をやったかやってないか一目瞭然な点です。全部裏返して白くなれば、一日の勉強計画は終了です!
4か月経った今では、朝一に息子が今日の予定を自分で考えます。
例えば、夏休みのとある一日の勉強計画表です。
息子は、朝は左側、昼は真ん中、夜は右と、マグネットシートの順番を並べ替えるようになりました。(昼と夜で半々という項目もあるみたいです。)
裏面が白のカラーマグネットシートはインターネットでの販売もありましたので、必要な方は調べてみてください。
ホワイトボードは、息子と私にぴったりのとても楽な計画表でした!
でも一つだけ困ったのは、置き場所です。
我が家では食卓で勉強するので、ホワイトボードは食卓にあった方が使いやすいです。でも食事の時は邪魔ですよね。
私が買ったダイソーのホワイトボードは裏にマグネットは付いていますが、スタンドや壁掛けフックなどはありませんでした。ちょっと不便です・・・。
冷蔵庫に付ける、壁にかける、机に立てかける、いろいろな使い方ができるホワイトボードが使いやすいかなと思いました。
色々な使い方ができるホワイトボードもインタネットなどで販売されていますので、検索してみてください。
モチベーションの維持
息子の場合には、カラーマグネットをどんどん裏返して白くしていく作業が、ゲーム感覚で楽しかったようです。
そして、視覚的にもとてもわかりやすいです。
我が子は単純なので、お気に入りのご褒美シールをたくさん買ってあげると、シールだけでもモチベーションの維持に繋がっています。
不定期でボーナスポイント(10円)をあげたり、コメントをお互いに書いたりして親子で楽しんでいます。
特に今息子がハマっているのが、国旗なので途中からは国旗シールばかりになっています・・・。子どもがハマっていることと絡めると、勉強計画を立てるのが楽しくなる気がします。
今回は息子の要望で、シール台紙を作成しました。枠内カラー有とカラー無と2パターンがあります。シール台紙が必要な方は、自由にダウンロード(無料)して使ってみてください!
まとめ~勉強計画表について
特に勉強など、子どもが積極的に取り組もうとしないことを習慣化するには、ある程度時間と根気が必要だと思いました。
でも一度習慣化してしまえば一日の勉強計画が可視化できて、見通しを立てるのが苦手な我が子は安心するようです。
「今日は〇〇君と遊びたいから、この勉強を夕飯の後に変更ね。」とか、「時間が余ったから全部やっちゃおう!」とか何やらぶつぶつ言って決めてますよ。
ポイントは、こんな感じです。
- 一つ一つの項目を簡単なものにする。
- 学習内容のレベルアップは、本人自らがやると言うまでお預けする。(我慢して待つ親の覚悟が必要です・・・。)
無理せず楽しくできるのが理想かなと感じました。
皆さんも色々試してみてくださいね!