【体験記・口コミ】プログラミング教材ソニーKOOVとは?~評判・特徴をわかりやすく

【体験レポあり】プログラミング教材ソニーKOOVとは?~評判・特徴をわかりやすく プログラミング



この記事では、個性を活かし、どこにもないものを生み出す『創造性』を大事にしている、ソニーのプログラミング教材『KOOV(クーブ)』について、その特徴・評判・学習スタイルなどを詳しくお伝えします。

実際にKOOVを体験した感想も掲載しています。
『KOOV』のプログラミングを体験して、「想像していたよりもずっと簡単で楽しい。」という発見がありました。
 

『KOOV』は2016年度グッドデザイン金賞を受賞するなど高く評価されており、様々な学校や塾で導入されているプログラミング教材です。

「AI時代を生き抜く力」に注目が集まる一方で、子育てに失敗したくないという親の切実な思いも大きくなっているのではないでしょうか。
 

しかし、『KOOV』の生みの親であるソニーでは、失敗を恐れずつまずいてもトライアンドエラーを繰り返して失敗から多くを学ぶ姿勢、つまり『失敗力』を大事にしているそうです。
 
そして、『楽しさ』・『遊び心』・『自由な発想』をとても大切にしています。
 

KOOVの特徴

ブロックについて

プログラミング教材ソニーKOOVのブロック形状
引用:KOOV

 

特徴その1 シンプルな形状で高度な動き

KOOVは、キューブ型を基本形状とした7種のブロックを、上下や左右に重ね合わせることで、多種多様な形を表現できるとてもシンプルな教材です。

ギアなどを用いた複雑な動きは最小限にとどめ、回転運動や音声などの動きをプログラミングによりつくり出すことで、シンプルな構造であっても高度な動きを実現できます。

 

(体験した感想)

実際に使ってみると、レゴのような形状のブロックとは異なり、組み合わせ次第で上下だけでなく左右にも展開しやすいです。
ブロック遊びが初めての子供でも感覚的に形を作りやすいと感じました。

 
 

特徴その2 3D組み立てガイド

引用:KOOV

 
何を作ったらよいかわからないお子様でも、まずは既存のロボットレシピから組み立てることができます。それぞれのレシピに応じた3D組み立てガイドを確認しましょう。

(体験した感想)
3Dガイドがあれば、組み立てが苦手な子供でも非常にわかりやすそうだなと感じました。


3D組み立てガイドは360°回転させることも可能なので、どの穴にどのブロックをどの方向から差し込むのかを確認しながらじっくり組み立てられます。

既存の形から基礎を覚えて、徐々にお子様の感性で様々なアレンジを加えられるようになっていきます。
 

(体験した感想)

はじめは3Dの画像や動きに戸惑うかもしれませんが、コツさえつかめばとても強い味方になってくれると思います。

 

特徴その3 色

7色の半透明の明るいカラーで、性別を問わずに楽しめます。シンプルな色使いでありながら洗練されているところが、さすがソニーだなと感じました。
 
 

プログラミングについて

プログラミングは直感的に操作できるビジュアルプログラミングなので、初めてでもとても使いやすいです。
 

引用:KOOV

 
「動き」や「時間」や「繰り返し」などを指定するプログラミングブロックを指一本、あるいはマウスでドラッグすれば簡単に操作できます。

基礎知識がある人は自由にプログラミングできますが、初めてのお子様はお手本となる動きのプログラミングを真似することから始まります。

選んだ学習スタイルによって内容は異なりますが、画面の脇に表示されるガイドヒントに従って手順通りにプログラミングブロックを並べることで、プログラミングの基礎知識をお子様だけでも学ぶことができます。
 
 

特徴のまとめ

シンプルかつ洗練されたデザインと機能で、ブロックが初めての子供やプログラミングが初めての子供でも楽しく学べるのが、大きな特徴だと思います。

シンプルだからこそ、
 
「もっと表現したくなる」
「楽しいからアイディアがどんどん湧いてくる」教材です。
 
表現の仕方は、その子の感性で無限大に広がります。
 
 

学習スタイルは3種類

「KOOVに興味はあるけれど、どうやって始めてよいかわからない」という方も多いと思いますので、この記事では学習スタイルについても詳しくお伝えします。

学習スタイルは以下の3種類から選べぶことができます。

  1. キット商品を購入後、学習アプリをインストールして自宅学習をする。
  2. 通信教育サービスを利用して自宅学習をする。
  3. KOOVを取り扱うプログラミング教室に通い学習をする。

この3種類のスタイルをそれぞれ詳しく解説します。
 

スタイル1.通信制学習サービスで学ぶ

通信教制の学習サービスでKOOVを学ぶ方法として、この記事では通信教材大手のZ会の「プログラミング講座みらい」をご紹介します。
 

「Z会プログラミング講座みらい」では、KOOVのアドバンスキットという教材を使用します。

 

Z会プログラミング講座みらい

紙のテキストも使いながら理解を深めていきます。

課題に対する国語、算数、理科、社会、英語の問いに触れながら、考えを深める問いかけをしてくれます。オリジナルテキストの中に、教育のプロ・Z会のノウハウが詰まっているなと感じました。

 

引用:Z会プログラミング講座(みらい with ソニー・グローバルエデュケーション)

 
自分のロボットを公開して、世界中の人とシェアして楽しむこともできます。
詳細は、下記のリンクよりご確認ください。
 

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スタイル2.商品購入後、学習アプリで学ぶ

KOOVのキットの種類

キットの種類は次の通りです。

  • アドバンスキット
  • スターターキット(拡張パーツセットを買い足すと、アドバンスキットと同仕様になります。)

いずれかのキットを購入後、KOOVのHPから学習アプリをインストールすることで、学習が可能です。

対象年齢は8歳以上
 

利用手順

STEP1 KOOVアプリのインストール

KOOV公式HPより専用アプリをダウンロードします。

STEP2 メンバー登録

KOOV公式HPよりメンバー登録をしてアプリの利用を開始します。

STEP3 学習アプリを体験

ロボットレシピを体験できます。
※学習コースはキットを購入しないと利用できません。

STEP4 キットの購入

学習アプリが気に入ったら、家電量販店・Amazonなどのネット通販・ソニーストアなどでキットを購入する。

早くKOOVを始めたい方は、メンバー登録する前にキットを購入しても大丈夫です。
 
 

現時点でのソニーストアでの価格(税込)

  • アドバンスキット  54,868円
  • スターターキット  40,568円
  • 拡張パーツセット  24,068円

 

最初からアドバンスキットを買う方が、スタータキットから始めて拡張パーツセットを買い足すよりも10,000円程お得でした。

 
(参考)現時点でのアドバンスキットの価格比較(税込)

ソニーストア54,868円
Amazon52,649円(ポイント1%)
楽天54,800円(ポイント1%)
ヨドバシカメラ52,650円(ポイント1%)
ビックカメラ54,800円(ポイント1%)

 

学習アプリについて

学習アプリの構成は3種類。
 

1.ロボットレシピ

プログラミング教材ソニーKOOVの学習アプリロボットレシピ
引用:KOOV

組み立てればすぐ遊べるお手本の作例とプログラム集です。
 

2.学習コース

プログラミング教材ソニーKOOVの学習アプリの学習コース
引用:KOOV

全4コースあり、ロボットプログラミングに必要となる知識や技術を、家庭でも基礎から学べます。
キャラクターがつまずきポイントを教えてくれたり、課題をクリアしながらメダルを集めMAPを進んでいくなど、自主的に楽しく取り組む工夫が満載です。
 

3.自由製作

プログラミング教材ソニーKOOVの学習アプリの自由製作
引用:KOOV

オリジナル作品を作り世界中とシェアできます。交流や新たなアイディアの源にも!

 

購入したキットにより利用できるロボットレシピと学習コースが変わりますので、その違いをまとめてみます。

 
アドバンスキット

ソニーKOOVアドバンスキット
引用:KOOV

1.ロボットレシピ
全て(現時点で31種類)のロボットレシピを製作することが可能です。
 

2.学習コース
全ての学習コースを利用することが可能です。
 

 
スターターキット

ソニーKOOVスターターキット
引用:KOOV

1.ロボットレシピ
現時点で21種類のロボットレシピを製作することが可能です。
 

2.学習コース
全4コースの学習コースのうち、3コースのみ利用することが可能です。
学習コース「ロボットの仕組みをまなぼう」は利用できません。
 

※「ロボットの仕組みをまなぼう」は、ギアの仕組みやセンサーの使いこなし方や二足歩行の仕組みなどロボットの動かし方を学ぶコースです。
 

 

スタイル3.プログラミング教室で学ぶ~体験談も

プログラミング教室に通って学習するスタイルであれば、講師に指導を受けながらより発展的な内容を学ぶことができます。
 

「KOOVを扱うプログラミング教室」ではアドバンスキットを使用する場合や、教材購入が不要な場合など教室毎に異なります。詳細は各教室に確認してみてください。

 
KOOVパートナープログラミング教室

KOOVパートナー とは、ソニー・グローバルエデュケーションが定める基準を満たした、ロボット・プログラミング 学習キット 「KOOV」 を利用する教室に与えられるパートナー制度です。

体験授業を無料で受けられる教室も多く、KOOVに実際に触れてみるチャンスです。
 

体験授業レポート

小学2年生の息子と体験授業に参加しました。
 

 

体験の流れ

  1. 体験申し込み
  2. メールにて体験日の調整
  3. 当日は手ぶらで教室に行くのみ(参加料500円※無料の教室もあります!
  4. 親子でプログラミング教育についてのガイダンスを受ける
  5. 3D組み立てガイドを見ながらブロックを組み立てる
  6. 画面上に出てくるガイダンスをヒントにしながらプログラミング
  7. 実際にブロックを動かしてみる
  8. 子ー少し動きをカスタマイズ 親ー料金などの説明を受ける
  9. 終了(体験時間90分

 
講師の方が最初にやり方を説明してくれますが、あとは画面を見ながら自分で進めていきました。わからないところはすぐに質問に応じてくれました。
 

料金など

入会金 10,000円程
月謝   10,000円程(月2回)
教材費 なし(ブロックは共同で使用のため)

教室ごとに料金体系は異なります。
例えば月謝が8,000円で教材が50,000円程度という教室もありました。
各教室に確認してみてください。
 

教材費があるのかないのか。
教材買い取りの場合、自宅に持ち帰って使えるのか教室保管なのかなど、事前に確認しておくと安心ですね。

 
感想

組み立てについての感想

KOOVは組み立てが簡単と聞いていましたが、我が子は当初組み立てに苦戦しました。普段はレゴブロックを使っているのですが、使い勝手は少し違うようです。
3D組み立てガイドを見ることに慣れると、空間認知能力がかなり高まるだろうなと感じました。

講師の方も最初は組み立てで苦戦する子が多いとおっしゃっていましたが、子どもは飲み込みが早いのですぐに慣れるそうです。

はめ込みが固めなのが、不器用な我が子には少し気になったようです。こちらもすぐに慣れるレベルだと思います。

 

プログラミングについての感想

画面の端にプログラミングのガイダンスやヒントが出るので、ガイダンスに従って進めていけば初めてプログラミングする人でも安心だと感じました。想像していたよりもずっと簡単で、大人でも楽しかったです。

子どもが一人で取り組むには、文字が読めて内容が理解できることが前提だと感じました。対象年齢8歳以上というのもそういう意味なのかもしれません。

お手本となるプログラミングが完成した後に、例えば秒数を変えたり、指示の順序を変えるなど改造して楽しむことができます。我が子は改造が一番楽しかったようです。
間違えたら何度でもやり直しができます!これこそ試行錯誤ですね。

 

帰りがけに、楽しかったか息子に聞いてみました。

「プログラミングは楽しかったけど、マウスは使いにくかったからタブレットの方が絶対いい。」だそうです。今どきの子どもですね・・・。

 

KOOV 口コミ・評判

KOOVの口コミや評判についてまとめてみます。

メリット

コンテストにチャレンジできる

KOOV Challengeという世界中と交流できるコンテストがあり、モチベーションが高まります。

 
思い通りに作れることが楽しい!

 
ブロックの組み立てが簡単

組み立てが簡単という口コミも結構ありました。
我が子も体験をしてみて感じましたが、シンプルなブロックなので組み立てはしやすいと思います。

但し、レゴブロックに慣れている方は、また一味違う形状のブロックなので最初だけ少し戸惑うかもしれません。(すぐに慣れるレベルです。)
 

デメリット

価格が高い

 

まとめ

価格については賛否両論ありましたが、高めとの意見が多かったです。確かに安くはないですよね。

しかしながら、価格に見合った使い心地や楽しさがあり、初心者から楽しくプログラミングを学べる教材だと感じました。