【健康寿命を伸ばす】レビュー『寝たままできるキセキの「のび体操」』~子供から高齢者まで

【健康寿命を伸ばす】レビュー『寝たままできるキセキの「のび体操」』~子供から高齢者までBookレビュー

高齢の母が病気を患い、入院して1週間で立ち上がれない程筋力が落ちてしまいました。

そこで、今すぐ安全に、しかも寝たままの状態でできるリハビリはないか探していたところ、『寝たままできるキセキの「のび体操」』という本と出会いました。

本を熟読して、自分自身も実践していく中で、この本は高齢者だけではなく子育て世代の親にも役立つ本だと感じました。

というのも、本書によると、普段運動から遠ざかっている方は、40代になると筋肉量が急激に落ちてしまうそうなのです。更にそのような方は、認知症の予備軍であるという論文まであるそうです。

母の大病を経験して私が痛感したのは、

大きな病気になってから、「あの時〇〇しておけば良かった・・・・・・。」では、間に合わない。

ということです。

健康寿命・そして命に関して、私が母に感じているような深い後悔を、他の誰にもしてほしくありません。大切な人には、一秒でも長く生きてほしい。勿論自分自身も。

超高齢化社会に突入する日本においては、いずれ訪れる体の衰えに早いうちから備え、健康寿命を伸ばす努力をする必要性があると感じました。

この記事は、

  • 高齢者や病気で体に不調をきたしている方の為に、自宅でできるリハビリ方法を探している。
  • 今はまだ健康であるが、今のうちから筋力の衰えを食い止め、健康寿命を伸ばしたいと考えている。
  • 普段から運動不足、あるいは運動が嫌いである。
  • 子供が運動不足で困っている。

そのような方に向けて、本の概要や感想をまとめたものです。
(小学生の我が子も取り組んでいる程、今すぐ簡単にできる体操です。)

のび体操~特徴

のび体操は、従来のリハビリ方法に限界を感じていた著者で理学療法士でもある「佐伯武士さん」が考案した、世界で唯一の「のばす」ことだけに特化した体操です。

その特徴をいくつか挙げてみます。

従来型のリハビリとの違い

健康寿命を伸ばすことに欠かせない、「筋力」「柔軟性」「バランス機能」の3つの要素に対し、患者の症状に合わせた項目のみ対処するのが従来型のリハビリです。

それに対し、のび体操は、3つの要素を同時に鍛えることができるように考案されました。

つまり部分的ではなく、「全身」を複合的にトレーニングできます。

主な特徴

  • のび体操の種類はたった4種類。シンプルである。
     
  • ワンセット10秒を最低3セットから。
     
  • 寝たまま、自分一人で、誰でも、今すぐできる。
     
  • 筋トレみたいに辛くない。
     
  • 関節に余計な負荷がかからず、転倒の心配もないので安全である。
     
  • ベットの上など狭いスペースでもできる。
     
  • 外に遊びに行けず運動不足気味の子供にもおすすめである。

本書によると、

のび体操は、中等度の筋肉トレーニング効果と、有酸素運動効果が、実験によって証明されています。

引用:寝たままできるキセキののび体操(ワニブックス)

とあります。

※中等度の運動とは、早歩きと同程度。
 

 

40代から筋肉量低下に要注意!

普段から運動習慣がある方は、特に心配する必要はないかもしれません。

しかし、私のように普段から運動不足気味の方、運動嫌いの方は、40代からの急激な筋肉量の低下にご注意ください。

本書には、

40代になると、それまで運動していなかった人の筋肉量はガクンと減ってしまいます。

引用:寝たままできるキセキののび体操(ワニブックス)

との記載があります。

更に驚いたことには、

「40代の体力レベルと、その後60代になった時に認知症になる可能性との間には、相関関係がある。」というアメリカの論文もあるそうなのです。

「自分はまだまだ若いから大丈夫。」と楽観できない内容ですよね。

特にトラブルの出やすい「股関節」の可動域をこの際に確認しておくとよいかもしれません。本書に記載されていたトーマステストという確認方法が、YouTubeにもありました。

私は何とかOK、年上の夫は可動域が狭まっていました。この際に是非確認してみてはいかがでしょうか。

のび体操~期待できる効果

〇〇痛が良くなった!というような効果は、個人差があると思います。

そこで、この記事では、本に記載されていた一般的に期待できる効果をまとめてみます。

  • 体幹を鍛えられる。
     
  • 70代80代でも筋肉量が増える。
     
  • 姿勢を改善する。
    →体のゆがみに起因する痛みやコリの解消にもつながりやすい。
     
  • 筋肉がつくことで、基礎代謝が上がる。
     
  • 有酸素トレーニング効果でしなやかな血管の維持や血流改善につながる。

※詳細については、本書を読んでみてください。

著者の佐伯さんは、トップアスリートに対してや、震災復興プロジェクトで小中学生に対しても「のび体操」を取り入れているそうです。


狭いスペースでもでき、姿勢改善にも役立ちそうなので、我が家では小学生の息子も実践中です。

のび体操~注意点

基本的には誰でもできる「のび体操」ですが、注意や医師への確認が必要なケースもあります。

例えば、

  • 熱が出ている方
  • 身動きもとれない程の痛みがある方
  • 出血を伴うような大きなけがをしている方
  • 人工関節を入れている方

などは、注意が必要です。

詳しい注意点につきましては、本書を読んでみてください。
 

のび体操~感想

最後に、私と夫と息子の3人が、「のび体操」を実践して感じたことをお伝えします。

自然呼吸は難しい。

のび体操をする時は自然呼吸をするとの記載がありますが、これがなかなかに難しいです。(私の場合には、呼吸が止まりがちになります。)

体に何かしらの不調がある方は、まずは無理のない程度から始めた方が良さそうです。

簡単そうに見えて・・・

一番簡単なポーズでも、真剣に伸びると筋肉を使っていることがよくわかりました。ポーズによってはそれなりに負荷もあります。

普段運動をしない方や体に不調がある方は、まず一番簡単なポーズから始めてみてくださいね。

因みに、運動がとても苦手な小学生の息子は、一番簡単なポーズでも最初は苦労していました。伸びるという感覚がなかなか掴めなかったようです。

辛くないので継続しやすい

筋トレに比べて辛くないので、継続することが苦痛になりませんでした。

その割には、終わった後に程よい疲労感があります。

息が上がることはありませんでしたが、心拍数が軽く上がりじんわりと体が温まるという感覚でした。有酸素トレーニングというのも納得です。

場所の確保

狭い場所でもできるとは言え、手足を思い切り伸ばすので、ものが散乱する部屋や柵のあるベットなどでは、難しい場合もあるかもしれません。

両手両足を伸ばせる場所を確保できるか、検討してみてくださいね。
(特に身長の高い方は、要注意です。)
 

どうか、ご自分の健康は、ご自身の力で維持してください。

引用:寝たままできるキセキののび体操(ワニブックス)

これが、著者からの大切なメッセージです。

子供にも伝えていきたい内容だなと思いました。

 

せめてあと5年、10年早く健康寿命について真剣に考えていたら、母も大病を患わずに済んだのでは・・・・・・。
 

くよくよ後悔をする私に、「たら、ればを今更言っても仕方ない。」と、毅然たる態度で言い放った母の声が耳から離れません。
 

一日一日小さなことを積み上げ、今できることを淡々と実行するしかないのかもしれません。

 

皆様も、将来のご自分に対し、ご両親に対し、パートナーやお子様に対し、悔いの無いよう一日一日を大切にお過ごしください。

 

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