【小学校が舞台の小説】『お昼の放送の時間です』は、小学3・4年生にぴったりの本でした!

【小学校が舞台の小説】『お昼の放送の時間です』は、小学3・4年生にぴったりの本でした! ◆学習(小学~)

 
ご紹介する本は、『お昼の放送の時間です』という小説で、たまたまペアになってしまった小学4年生の男の子と女の子が、放送委員として2人でお昼の放送を担当するお話です。

学校の中で実際にありそうな主人公達のドタバタ劇や、少しずつ変わっていくお互いの距離感、成長過程が見どころです。
 

小学3年生の息子はおもしろいことが大好きなお調子者なので、ドタバタ劇に大爆笑。親の私は、主人公達の成長が微笑ましく、何だか小学生時代が懐かしくなりました。

お話として楽しむだけではなく、「学校ってこんなことあるよね。」「こんな子いたら○○だよね。」「私も同じ経験をして、その時はこう思ったんだよね。」と、自分が経験した事と照らし合わせながら読むと、きっと読書感想文も書きやすいと思います。

少しずつ相手のことを考えられるようになってきた小学生・中学年の子供達におすすめです。
 

本の概要~あらすじや対象年齢など

こうへい君とかえでちゃんという小学4年生の2人が主人公です。見た目も性格も正反対の2人ですが、放送委員としてペアを組み、お昼の放送を担当することになってしまいます。

全くかみ合わない2人が繰り広げるお昼の放送の時間は、なぜか夫婦漫才のように痛快で聴く人達に笑いを提供してくれます。でも、当の本人同士は・・・?

2人の交流が深まっていく中で、「お昼の放送の時間は変わっていくのか?」「お互いの心境は変わっていくのか?」など、2人の成長過程も見どころです。
 

 
【ページ数】

143ページ

【対象年齢】

小学生・3年生・4年生

【読みやすさ】

ふりがなも多く、程よい文字数です。
数ページおきにイラストもあり、小説を読み始めたばかりの子供でも読みやすいと思います。

【こんな子供にもお薦め!】

委員会の活動に興味のある子供や、自分だけではなく相手の気持ちを少しずつ考えられるようになってきた子供にもお薦めです。

 

本の感想~子供&親

親子で爆笑しました。
こんなにも笑えるシーンがあるとは思っておらず、良い意味で期待を裏切ってくれる本でした。

小学3年生の息子は小学生の目線で楽しみ、親の私は小学生時代を懐かしみながら楽しめました。とても読みやすい本だと思います。
 

小学生(3年生)の息子が爆笑した点

この本、続きとかシリーズはないの?

 
小学3年生の息子がこう言った程、おもしろかったそうです。
普段、学園ものの小説を読まない息子なので、ちょっと予想外の反応でした。
 

おもしろかった点を息子に聞いてみました。

【おもしろかった点】

  • こうへい君が流すギャオレンジャーの歌がおもしろかった。
  • 何かとかえでちゃんのペースを乱し、自由に振舞うこうへい君がおもしろかった。
  • こうへい君の放送内容が独特でおもしろかった。

とにかく、こうへい君のユニークさがツボだったようです・・・。
 

親が読んでお薦めだと感じた点

こうへい君とかえでちゃんが、あまりにチグハグで、それにも関わらず、なぜか夫婦漫才のように皆の笑いを誘ってしまうところがとても痛快でした。

苦手なタイプのこうへい君とペアで放送委員をやることになってしまったかえでちゃん。初めは嫌で嫌でしかたなかった放送の時間が、最後には・・・。心が変化していく過程も見どころだと思いました。
 

少しずつお互いを知って成長していく姿は、やっぱり素敵ですね。

  • 相手を知ること
  • 相手を思いやること
  • 相手の立場に立って考えてみること
  • 他の誰かと協働すること

こんな事が少しずつできるようになって、でも出来ない日もあって現在練習中!という年齢の子供達に読んでもらいたい本だと感じました。