【生き物好きにお薦めの本】獣医を目指す子供にも!~『珍獣ドクターのドタバタ診察日記』

【生き物好きにお薦めの本】獣医を目指す子供にも!~『珍獣ドクターのドタバタ診察日記』 ◆学習(小学~)

この記事では、『珍獣ドクターのドタバタ診察日記(ポプラ社)』という本のあらすじ・レビューなどをお伝えしています。

この本は、ほ乳類だけではなく、は虫類や危険生物まで、どんな生き物でも診察する獣医・田向健一さんが書いた本です。
 

日常のドタバタの診察風景に始まり、最後には著者からの命に対する大切なメッセージを受け取った気がします。

生き物が好きな子供も、今はそれ程でもない子供も、将来に向かって「どのように生きていくか」という生き方そのものについて考えさせられる本だと思いました。
 

命と向き合うことを悲しいと捉えるのではなく、今を大切にポジティブに生きることなのだと、子供達が気付くきっかけの一冊になることを願っています。
 

本の概要~あらすじや対象年齢など

◆あらすじ

「どんな生き物でも治療できる獣医になりたい」という夢を持って獣医学部に進み、今は開業してその夢を叶えた田向健一さんが書いた日々の診察風景など記したノンフィクションの児童書です。

「ドタバタ」「珍獣」とあるように、金魚、トカゲ、カンガルー、危険生物など、とにかくどんな生き物でも診察してしまいます。時にはカエルの人工呼吸を3時間以上続けたり、カエルの開腹手術だって行います。

「獣医を目指すことになった経緯」「獣医学部はどんな学部なのか」「その後の進路はどんなものがあるのか」なども記されているため、獣医という職業に興味を持っている子供達にもお薦めです。

日常の診療のドタバタ風景もさることながら、子供達に「生きるとはどういうことなのか」という問題提起をしてくれると思います。

命と真剣に向き合い人生をより豊かなものにしていきたいと願っている全ての子供たちに読んでほしい一冊です。

 

 

◆対象年齢・ページ数など

対象年齢:
小学生・高学年~中学生

ページ数:
174ページ

読みやすさ
一部ふりがなもあり、1つのエピソードが2ページ程度なので、とても読みやすいです。

 

本を読むと、こんな事も知ることができる!

「え!こんな生き物まで診察するなんて!」という驚きの連続であることは間違いなしなのですが、日常の診察のドタバタだけが記されているわけではありません。

  • どのようにして全国的にも珍しい「どんな生き物でも診る獣医」になったのか。
  • 獣医としての経験から何を学び、未来を生きる子供達に何を伝えたいのか?

などもこの本の魅力だと思います。
 

獣医についてより詳しく!

動物が好きだから獣医学部に行こうと思う子供達は、結構多いのではないでしょうか。

しかし、獣医学部での日々はもしかしたら子供達が想像していたものとは違うかもしれません。田向さん自身、大学受験の面接の際や実際に獣医学部に入ってから知ったことも多いそうです。

ですから、もし獣医という職業に少しでも興味のある子供達は、一度この本を読んでみると非常に参考になると思います。
 

 
例えば、

  • 獣医学で学べること、学べないこと。
  • 獣医学部で学んでいる時に、ぶつかるかもしれない大きな壁。
  • 生き物に関わる職業の選択肢。

などを知ることができます。
 

命と真正面から向き合う覚悟~ペットをこれから飼う人にも!

「命の終わりは必ず来る」
この事実は、頭でわかっていても、実際に受け入れることは難しいのではないでしょうか。

大切な人やペットとのお別れなど、出会いと別れを繰り返すことで、少しずつ受け入れていくものだと思います。
 
数えきれない程の命を看取ってきた田向さんだからこそ伝えられる大切な言葉が本の中に込められています。
 

 
考えなければならない命とは、人間だけでもなく共に暮らすペットだけでもありません。共に地球上で暮らす全ての命について考えるきっかけの一冊になることを願っています。
 

  • 外来生物について考える。
  • 野生生物について考える。
  • ともに暮らす生き物について考える。
  • 自分の命について考える。

  

先生が本に込めた子供たちへのメッセージ!

命と真正面から向き合うためには、命の終わりについても考える必要があります。

そして、それと同じくらい、「どのように生きるか」が、とても大切だと思います。
 

 
これまでの自分の生き様を未来の自分の糧にしていくために、田向さんが大切だと思っていることも記されています。子供達が本の中からメッセージを受け取り、それぞれの人生を羽ばたいてほしいなと思いました。

是非、『あとがき』まで読んでみてくださいね。
 

私達親子も命と真剣に向き合って、これからを生きていこうと思いました。

 

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